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【AWSデイリーアップデート 8件】BedrockでのSonnet 4.6、Auroraのデフォルト暗号化、次世代HPCインスタンスなど

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kiitosu
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kiitosu
画像処理やデバイスドライバ、データ基盤構築からWebバックエンドまで、多様な領域に携わってきました。地図解析や地図アプリケーションの仕組みにも経験があり、幅広い技術を活かした開発に取り組んでいます。休日は草野球とランニングを楽しんでいます。
目次

本日の主なトピック
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  • Amazon Bedrock での Claude Sonnet 4.6 提供開始
  • Amazon Aurora のデフォルト・サーバーサイド暗号化 (SSE) サポート
  • 次世代 HPC 最適化インスタンス Amazon EC2 HPC8a の発表
  • AWS Glue 5.1 の大阪リージョンを含む 18 リージョンへの拡大
  • 第5世代 AMD EPYC 搭載 EC2 C8a インスタンスの欧州展開



Amazon Connect の下書きスケジュールにエージェントの休暇申請が含まれるようになりました
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投稿日: 2026年02月17日

何ができるようになったのか
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Amazon Connect のエージェント・スケジューリング機能において、下書き(ドラフト)状態のスケジュールにエージェントの休暇申請内容が反映されるようになりました。これにより、スケジュール作成中に特定の日時にエージェントが割り当てられていない理由(休暇中など)を、公開済みスケジュールを確認したり設定を調査したりすることなく、直接把握できるようになります。

何が嬉しいのか
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スケジューラー(管理者)は、来月のスケジュールなどを生成する際、エージェントがスケジュールされていない理由が「休暇」によるものかどうかを即座に判断できます。これにより、人員不足のギャップを迅速に特定し、最終的なスケジュールをエージェントに公開する前に必要な調整を行うことが容易になります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: 下書きスケジュール上では、休暇申請などの理由でエージェントが割り当てられていない場合に、その理由が「休暇」なのか「設定ミス」なのかを判断するために、別途公開済みスケジュールを確認したり、トラブルシューティングを行ったりする必要がありました。
  • これから: 下書きスケジュールの段階で休暇申請情報が表示されるため、管理者は一目で状況を把握し、効率的に人員配置を最適化できます。

具体的なユースケース
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  • 月次スケジュールの作成: 翌月のスケジュールをドラフト作成する際、通常は月曜から金曜まで勤務するエージェントが第1週に割り当てられていない理由が「長期休暇中」であることを即座に確認し、代替要員を検討する。
  • 人員不足の早期解消: ドラフト段階で休暇による空き時間を把握し、シフトの再調整や追加募集を公開前に行う。

Amazon Aurora が保存時のサーバーサイド暗号化 (SSE) をサポート
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投稿日: 2026年02月16日

何ができるようになったのか
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Amazon Aurora において、新しく作成されるデータベースクラスターに対して、AWS 所有のキーを使用したサーバーサイド暗号化(SSE)がデフォルトで自動適用されるようになりました。これにより、暗号化設定を明示的に指定しない場合でも、保存時のデータが自動的に保護されます。

何が嬉しいのか
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この暗号化は完全に管理されており、ユーザーに対して透過的です。追加の費用やパフォーマンスへの影響はなく、ユーザーはキーの作成やローテーション、管理を行う必要がありません。セキュリティが最初から考慮された状態でデータベースを運用開始できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: 暗号化設定を行わずに新規クラスターを作成した場合、そのクラスターは暗号化されない(または KMS を明示的に指定する必要がある)場合がありました。
  • これから: 新しく作成される全てのクラスターにおいて、暗号化なしの選択はできなくなり、設定を省略した場合は自動的にサーバーサイド暗号化(SSE)が適用されます。

具体的なユースケース
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  • 迅速な開発・検証環境の構築: KMS キーの設計や設定を待たずに、セキュアな(暗号化された)Aurora クラスターを即座に立ち上げる。
  • コンプライアンス要件への対応: 全てのデータを確実に暗号化して保存するという基本的なセキュリティポリシーを、手間をかけずに実現する。

SSE (Server-Side Encryption) は「サーバーサイド暗号化」の略です。 AWS が管理する専用のキー(AWS-owned keys)を使用してデータを暗号化する方式で、KMS キーの管理負荷を排除しつつ、データの安全性を確保します。 主な特徴は以下の通りです。

  • 管理コストゼロ: キーの管理、ローテーションは AWS が自動で実施。
  • 追加費用なし: 暗号化のための追加コストは発生しません。
  • 透過的: アプリケーション側での対応は不要。

Amazon EC2 C8a インスタンスが欧州(フランクフルト、アイルランド)リージョンで利用可能に
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投稿日: 2026年02月17日

何ができるようになったのか
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第5世代 AMD EPYC プロセッサ(コード名:Turin)を搭載した、コンピューティング最適化インスタンスである Amazon EC2 C8a インスタンスが、欧州(フランクフルト)および欧州(アイルランド)リージョンで利用可能になりました。最大 4.5 GHz の動作周波数を持ち、前世代の C7a インスタンスと比較して最大 30% 高いパフォーマンスと、最大 19% 優れた価格パフォーマンスを提供します。

何が嬉しいのか
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C8a インスタンスは C7a よりも 33% 高いメモリ帯域幅を実現しており、レイテンシに敏感なワークロードに最適です。特に Java ベースのアプリケーション(GroovyJVM など)では最大 57% 高速化され、レスポンスタイムの向上が期待できます。ベアメタル 2 サイズを含む計 12 のサイズが用意されており、用途に合わせて柔軟に選択可能です。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: 欧州リージョンのユーザーは、AMD プロセッサ搭載のコンピューティング最適化インスタンスとして主に C7a 以前の世代を使用していました。
  • これから: 最新の第5世代 AMD EPYC プロセッサのパワーをフランクフルトやアイルランドリージョンでも享受でき、より高いコスト効率で高性能なコンピューティング環境を構築できます。

具体的なユースケース
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  • バッチ処理・分散分析: 高性能な演算能力を活かし、大量のデータを短時間で処理する。
  • ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC): 複雑な科学計算やシミュレーションなどを効率的に実行する。
  • 広告配信・マルチプレイヤーゲーム: 低レイテンシが求められるリアルタイム性の高いサービス。
  • ビデオエンコーディング: 高いスループットが必要な動画変換処理。

Amazon EC2 M7i インスタンスがイスラエル(テルアビブ)リージョンで提供開始
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投稿日: 2026年02月16日

何ができるようになったのか
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第4世代 Intel Xeon スケーラブルプロセッサ(コード名:Sapphire Rapids)を搭載した Amazon EC2 M7i インスタンスが、イスラエル(テルアビブ)リージョンで利用可能になりました。この AWS 専用のカスタムプロセッサは、他社クラウドで採用されている同等の x86 ベース Intel プロセッサと比較して、最大 15% 優れたパフォーマンスを実現します。

何が嬉しいのか
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M7i インスタンスは、前世代の M6i と比較して、価格パフォーマンスが最大 15% 向上しています。最大 48xlarge という非常に大きなサイズが用意されており、継続的に高い CPU 負荷が発生する用途に最適です。ベアメタルサイズ(metal-24xl, metal-48xl)では、Intel のアクセラレータ(DSA, IAA, QAT)が組み込まれており、データ操作の効率的なオフロードや高速化、ワークロードの最適化が可能です。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: イスラエル(テルアビブ)リージョンでは、汎用インスタンスとして M6i などの前世代を使用していました。
  • これから: 第4世代 Intel Xeon プロセッサのパワーと最新のアクセラレーション機能を活用でき、大規模なサーバー運用や高負荷ワークロードをより効率的に実行できるようになります。

具体的なユースケース
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  • ゲームサーバー: 安定した高い CPU パフォーマンスを必要とするオンラインゲームの運用。
  • CPUベースの機械学習 (ML): 大規模なデータセットに対する学習や推論処理。
  • 動画ストリーミング: リアルタイムのトランスコーディングや配信処理。
  • データ操作の高速化: 内蔵アクセラレータを活用した圧縮、暗号化、データ移動などの負荷軽減。

新しいハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) 向け Amazon EC2 HPC8a インスタンスの発表
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投稿日: 2026年02月16日

何ができるようになったのか
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第5世代 AMD EPYC プロセッサ(コード名:Turin)を搭載した、次世代のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)最適化インスタンス「Amazon EC2 HPC8a」が発表されました。最大 4.5 GHz の動作周波数を持ち、前世代の Hpc7a と比較して最大 40% 高いパフォーマンスと、最大 25% 優れた価格パフォーマンスを提供します。

何が嬉しいのか
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HPC8a インスタンスは 192 コア、768 GiB のメモリ、および 300 Gbps の Elastic Fabric Adapter (EFA) ネットワーク帯域幅を備えています。Hpc7a と比較してメモリ帯域幅が最大 42% 向上しており、メモリ集集約型のシミュレーションや科学計算に最適です。第6世代の AWS Nitro カードをベースにしており、ノード間の高速な通信と安定した高性能を実現します。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: HPC 向けの AMD インスタンスとしては Hpc7a が主流でしたが、更なる計算能力とメモリ帯域、ネットワーク速度の向上が求められていました。
  • これから: 最新プロセッサとネットワーク技術の導入により、複雑な物理シミュレーションなどの大規模 HPC ワークロードを、より短時間かつ低コストで実行できるようになります。

具体的なユースケース
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  • 数値流体力学 (CFD): 自動車や航空機の設計における空気抵抗や熱流のシミュレーション。
  • 気象予測: 膨大なデータを処理する高精度な気象モデルの実行。
  • 有限要素法 (FEA): 構造解析や衝突シミュレーションなどのエンジニアリング計算。
  • マルチフィジックスシミュレーション: 電磁界、熱、構造などが複雑に絡み合うシミュレーション。

AWS Glue 5.1 が 18 の追加リージョンで利用可能に
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投稿日: 2026年02月16日

何ができるようになったのか
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サーバーレスデータ統合サービスである AWS Glue 5.1 が、大阪、ソウル、ロンドン、ミラノ、テルアビブ、UAE などを含む 18 の追加リージョンで利用可能になりました。これにより、Glue 5.1 は合計 33 のリージョンで提供されることになります。

何が嬉しいのか
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AWS Glue 5.1 は、コアエンジンが Apache Spark 3.5.6、Python 3.11、Scala 2.12.18 にアップグレードされており、パフォーマンスとセキュリティが向上しています。また、Apache Iceberg 1.10.0 (フォーマット v3.0 サポート含む)、Apache Hudi 1.0.2、Delta Lake 3.3.2 といったオープンテーブルフォーマットの最新ライブラリに対応しました。さらに、AWS Lake Formation によるきめ細かなアクセス制御が、従来の読み取り操作に加え、書き込み操作(DML/DDL)にも拡張されました。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: Glue 5.1 の利用は一部の主要リージョンに限られていました。また、Lake Formation の詳細なアクセス制御は読み取りのみに制限されていました。
  • これから: 日本国内(大阪リージョンなど)を含むより広い地域で、最新の Spark や Python 環境を利用したデータ処理が可能になります。また、書き込み操作に対しても Lake Formation でセキュアなガバナンスを効かせることができるようになります。

具体的なユースケース
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  • 最新 Spark 3.5 の活用: パフォーマンス向上と新機能を活用した ETL ジョブの実行。
  • データレイクのガバナンス強化: Lake Formation を使用して、特定のユーザーやグループに対して、書き込み操作も含めたテーブル単位・列単位のアクセス権限を細かく制御する。
  • 最新テーブルフォーマットの利用: Iceberg v3.0 の「削除ベクター」などの新機能を活用し、データ更新処理を効率化する。

AWS HealthImaging がデータストア監視用の追加メトリクスを提供開始
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投稿日: 2026年02月16日

何ができるようになったのか
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医療用画像データの保存・解析・共有を支援する AWS HealthImaging において、Amazon CloudWatch を通じた追加のメトリクスが提供されました。これにより、アカウントレベルおよびデータストアレベルでのストレージ監視がより詳細に可能になります。

何が嬉しいのか
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提供される新しいメトリクスにより、ストレージの総容量、画像セット数、さらに DICOM スタディ、シリーズ、インスタンスそれぞれの個数を追跡できます。これにより、ペタバイト規模に成長する単一テナントおよびマルチテナントのワークロードであっても、ストレージの利用状況や増加傾向を正確に把握し、適切に管理・最適化することが容易になります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: HealthImaging のデータストアに関する監視メトリクスは限定的であり、詳細な利用状況を把握するためには個別の管理手法が必要な場合がありました。
  • これから: CloudWatch を通じて標準的に詳細なメトリクスが提供されるため、他の AWS サービスと同様に、容易にダッシュボード化したりアラートを設定したりできるようになります。

具体的なユースケース
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  • キャパシティプランニング: 過去の利用傾向から将来のストレージ消費量を予測し、コスト見積もりやリソースの確保に役立てる。
  • マルチテナント監視: 各データストアごとの利用状況を比較し、特定のアカウントや部門によるストレージ利用の急増を検知する。
  • データ管理の透明化: 保存されている DICOM インスタンスの総数を定期的に確認し、データの整合性や管理状況のレポート作成に活用する。

DICOM (Digital Imaging and Communications in Medicine) は「医療におけるデジタル画像と通信」の国際規格です。 CT、MRI、X線などの診断画像データとその属性情報をやり取りするための標準仕様であり、HealthImaging はこの DICOM データを大規模に扱うためのマネージドサービスです。 主な特徴は以下の通りです。

  • クラウドネイティブ: ペタバイト規模のデータを低レイテンシで取得。
  • セキュア: HIPAA 対応などの高度なセキュリティ要件に準拠。
  • 効率化: 保存コストの削減と解析の高速化を両立。

Amazon Bedrock で Claude Sonnet 4.6 が利用可能に
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投稿日: 2026年02月17日

何ができるようになったのか
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Anthropic の最新 AI モデルである Claude Sonnet 4.6 が、Amazon Bedrock で利用可能になりました。Sonnet 4.6 は、コーディング、エージェント機能、および大規模な専門業務において最先端のパフォーマンスを提供します。特に Anthropic によれば、これまでで最高の「コンピュータ使用(Computer Use)」モデルであり、ブラウザベースの自動化を人間並みの信頼性で実現可能です。

何が嬉しいのか
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Sonnet 4.6 は、最上位モデルである Opus 4.6 に迫るインテリジェンスを備えながら、より低コストで提供されます。迅速かつ高品質なタスク完了が可能で、大量のコーディングや知識労働に最適です。また、一貫した対話品質と効率的なマルチステップのオーケストレーションを必要とする用途において、Sonnet 4.5 からの直接的なアップグレードとして機能します。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで: Sonnet 4.5 が主力モデルとして利用されていましたが、さらなる推論能力の向上とコスト効率の両立が求められていました。
  • これから: Sonnet 4.6 の導入により、検索、チャット、および複雑なエージェントワークフローにおいて、より高い精度とスケーラビリティを実用的な価格帯で実現できます。既存の Sonnet 4.5 からの移行も、わずかなプロンプト調整のみでスムーズに行えます。

具体的なユースケース
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  • エージェントワークフロー: マルチモデルパイプラインにおけるリードエージェントやサブエージェントとして、精密なワークフロー管理を担当させる。
  • 専門業務の自動化: ドメイン固有のアプリケーション(スプレッドシート作成、財務モデル構築、コンプライアンスレビューなど)の高速化。
  • ブラウザベースの自動化: 「Computer Use」機能を活用し、ビジネスツールをまたいだ定型業務を自動化する。
  • 大規模なコーディング支援: 高い正確性が求められる大規模なコードベースの理解や生成、リファクタリング。
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