本日の主なトピック #
- Amazon Bedrock: プロンプトキャッシングが1時間の保持に対応し、コスト効率とレイテンシが改善。
- AWS Network Firewall: Web カテゴリベースのフィルタリングをサポートし、生成AIサービスへのアクセス制御が容易に。
- Amazon WorkSpaces: 高度なプリンターリダイレクトを導入し、仮想デスクトップからローカルプリンターの全機能(両面印刷、ステープル等)が利用可能に。
- Amazon Lightsail: IMDSv2 デフォルト強制かつ IPv6 専用インスタンスに対応した新ブループリントを提供。
- AWS Marketplace: FPGA イメージを含む AMI 製品のセルフサービス出品に対応し、市場投入を迅速化。
- Amazon Managed Grafana: AWS GovCloud(米国)リージョンでの提供を開始。
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Amazon Bedrock、プロンプトキャッシングの1時間保持に対応 #
投稿日: 2026年01月26日
何ができるようになったのか #
Amazon Bedrock のプロンプトキャッシングにおいて、一部の Anthropic Claude モデルでキャッシュの有効期限(TTL)を従来の 5 分から 1 時間 に延長できるようになりました。
何が嬉しいのか #
このアップデートにより、長時間にわたるエージェントのワークフローや、会話の間隔が空くマルチターンの対話において、キャッシュの再利用率が高まります。これにより、推論コストの削減とレスポンス速度の向上(レイテンシの低減)が期待できます。特に、ツールの呼び出しやデータの検索、オーケストレーションを伴う複雑なエージェントにおいて、ステップ間の待ち時間を許容しやすくなります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: プロンプトキャッシング(2025年4月にGA)の TTL は一律 5 分に固定されており、5 分以内に再利用されないキャッシュは破棄されていました。
- これから: 対象の Claude モデルにおいて、5 分または 1 時間の TTL を選択できるようになります。
具体的なユースケース #
- 長時間のエージェント処理: ユーザーの入力から次のアクションまで時間がかかる複雑なエージェントのコンテキスト保持。
- 間隔の空くカスタマーサポート: ユーザーが回答を考える間に 5 分以上経過してしまうようなチャットボット。
- バッチ処理: 一定の間隔を置いて実行される大規模なテキスト処理タスク。
Amazon Lightsail、Node.js、LAMP、Ruby on Rails の新ブループリントを提供開始 #
投稿日: 2026年01月26日
何ができるようになったのか #
Amazon Lightsail において、Node.js、LAMP、Ruby on Rails をプリインストールした新しいブループリント(サーバーのテンプレート)が選択可能になりました。
何が嬉しいのか #
数クリックで好みの実行環境が整った VPS(仮想プライベートサーバー)を立ち上げることができます。今回の新ブループリントでは、セキュリティを強化する IMDSv2 がデフォルトで強制されており、さらに IPv6 専用(IPv6-only)インスタンスにも対応しています。これにより、最新のセキュリティ基準に準拠しつつ、IPv4 アドレスコストを抑えた構成が容易に構築できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 既存のブループリントでは、IMDSv2 への移行や IPv6 専用インスタンスへの対応を手動で設定したり、古いバージョンのソフトウェアがインストールされていたりする場合がありました。
- これから: 最初から IMDSv2 強制かつ IPv6 専用対応の最新環境をワンストップでデプロイできます。
具体的なユースケース #
- 新規ウェブアプリケーションの構築: 最新 of Node.js や Ruby on Rails 環境での迅速な開発開始。
- コスト最適化: パブリック IPv4 アドレスを必要としない、IPv6 専用のバックエンドサーバーの構築。
- セキュリティ強化: IMDSv2 を利用した、インスタンスメタデータへの安全なアクセス。
Amazon Managed Grafana、AWS GovCloud(米国)リージョンで利用可能に #
投稿日: 2026年01月26日
何ができるようになったのか #
フルマネージドなデータ可視化サービスである Amazon Managed Grafana が、AWS GovCloud (US-West) および AWS GovCloud (US-East) リージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか #
政府機関や、厳しい規制が課せられる業界の顧客が、運用データの可視化と分析を安全に行えるようになります。GovCloud リージョンの高いコンプライアンス基準を満たしつつ、オープンソースの Grafana をベースとした強力なダッシュボード機能をフルマネージドで利用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 米国の政府機関向けなどの特殊な要件が必要な AWS GovCloud リージョンでは、Amazon Managed Grafana が提供されておらず、独自に Grafana をホスト・運用する必要がありました。
- これから: AWS GovCloud リージョンでも、インフラの管理を AWS に任せつつ、スケーラブルな Grafana 環境を迅速に構築・利用できます。
具体的なユースケース #
- 政府機関のシステム監視: 公共セクターのシステムにおけるメトリクスやログの可視化。
- 規制対象データの分析: 高度なコンプライアンスが必要なデータのセキュアなモニタリング。
Amazon WorkSpaces、高度なプリンターリダイレクト機能を発表 #
投稿日: 2026年01月27日
何ができるようになったのか #
Amazon WorkSpaces Personal において、「高度なプリンターリダイレクト(Advanced Printer Redirection)」機能が導入されました。これにより、Windows ユーザーは仮想デスクトップ環境から、ローカルプリンターが持つ固有の機能をフルに活用できるようになります。
何が嬉しいのか #
これまでは汎用的なプリンタードライバーを介していたため、特定のプリンターが持つ高度な機能が制限されていました。今回のアップデートにより、両面印刷、給紙トレイの指定、ステープル留め、穴あけ、詳細なカラー管理といった機能が WorkSpaces 上から直接利用可能になります。専門的なドキュメントの作成や、ラベル印刷などの特殊な出力が必要な業務において、利便性が大幅に向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 汎用ドライバー(Generic Driver)を使用していたため、プリンター固有の特殊機能(トレイ選択や仕上げオプションなど)を仮想デスクトップから操作することが困難でした。
- これから: プリンター固有のドライバーを使用することで、あたかもローカル PC に直接接続されているかのように詳細な設定が可能になります。
具体的なユースケース #
- プロフェッショナルな書類作成: ステープルや穴あけが必要な社内資料の印刷。
- 特殊なフォーム印刷: 複数の給紙トレイを使い分ける伝票や封筒の印刷。
- 高精度なカラー印刷: デザインや図面のカラー管理が必要な出力。
AWS Marketplace、FPGA 製品のセルフサービス出品に対応 #
投稿日: 2026年01月27日
何ができるようになったのか #
AWS Marketplace において、FPGA(Field Programmable Gate Array)イメージを含む Amazon マシンイメージ(AMI)製品の出品が、セルフサービス形式で行えるようになりました。
何が嬉しいのか #
これまでは、FPGA を使用した製品を AWS Marketplace に出品する際、手動のフォーム(Product Load Forms)を介した複雑なやり取りが必要でした。今回のアップデートにより、出品者は管理コンソールの UI や AWS Marketplace Catalog API を通じて、直接製品の作成・管理が行えるようになります。これにより、FPGA 搭載の Amazon F1 インスタンスなどを活用したハードウェアアクセラレーター製品の市場投入スピードが大幅に向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: FPGA イメージを含む製品の出品プロセスには手動作業が含まれており、公開までに時間がかかる傾向がありました。
- これから: UI ベースのガイドに従って設定を進めることができ、インラインのバリデーション機能によって設定ミスも迅速に解消できます。最大 15 個の FPGA イメージを一つのリスティングに含めることが可能です。
具体的なユースケース #
- ハードウェアアクセラレーターの販売: 特定のアルゴリズム(画像処理、ゲノム解析など)を FPGA で高速化する AMI 製品の迅速な提供。
- 出品管理の自動化: Catalog API を使用した、複数の FPGA 製品リスティングのプログラムによる管理。
AWS Network Firewall、Web カテゴリベースのフィルタリングに対応(生成AIトラフィックも制御可能) #
投稿日: 2026年01月27日
何ができるようになったのか #
AWS Network Firewall において、あらかじめ定義された「Web カテゴリ」に基づいてトラフィックを識別・制御できるようになりました。特筆すべき点として、生成AI(GenAI)サービスのカテゴリも含まれています。
何が嬉しいのか #
個別のドメイン名を一つずつブラックリストやホワイトリストに登録する手間が省け、ガバナンスが簡素化されます。例えば、「生成AIサービスへのアクセスを一括で制限する」「ソーシャルメディアやストリーミングサイトへの通信をブロックする」といったポリシーを、定義済みのカテゴリを選択するだけで簡単に適用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: ドメインベースのフィルタリングを行うには、FQDN(完全修飾ドメイン名)のリストを独自に作成し、管理し続ける必要がありました。
- これから: AWS が管理する URL カテゴリ(GenAI、SNS、ストリーミングなど)を利用でき、新しく登場するドメインへの対応も容易になります。また、TLS 検査(TLS inspection)機能と併用することで、暗号化通信のフルパスに基づいたより詳細なカテゴリ判定も可能です。
具体的なユースケース #
- シャドー AI 対策: 未承認の生成AIツールの利用を制限し、情報漏洩リスクを低減する。
- 社内コンプライアンスの徹底: 業務に関係のない動画ストリーミングや SNS へのアクセス制限。
- リスク管理: セキュリティ上の脅威が高いとされる Web カテゴリへの通信の遮断。