AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
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Amazon Quick SuiteがQuick ResearchとQuick Flowsを統合し、レポート自動化を実現 #
投稿日: 2025年12月08日
何ができるようになったのか #
Amazon Quick SuiteにQuick ResearchがQuick Flowsのステップとして統合されました。これにより、チームは自動化された多段階ワークフローの一部として包括的な調査レポートを生成できるようになり、調査プロジェクトを組織全体で共有可能な再利用可能なワークフローに変換できます。
何が嬉しいのか #
この統合により、チームは個別の分析を行う代わりに、ワークフロー内で調査を自動的にトリガーできます。これにより、実績のある調査方法を数百の自動化されたユースケースにわたって取り込み、拡張できるようになり、生産性の重要な課題が解決されます。また、スケジュールされたトリガーを通じて調査ワークフローを自動化できるため、特定の時間に調査を自動生成するフローを設定できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 調査分析は個別に実施されるか、手動でトリガーする必要がありました。
- これから: Quick Flows内でQuick Researchを自動的に実行し、スケジュールされたトリガーで調査レポートを生成できます。
具体的なユースケース #
- 自動化されたアカウントプランの作成
- 製品コンプライアンス分析の標準化
- スケジュールされた業界レポートの生成
AWS Directory Service for Microsoft AD および AD Connector がアジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
AWS Directory Service for Microsoft Active Directory (AWS Managed Microsoft AD) および AD Connector が、アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで利用可能になりました。これにより、ニュージーランドリージョンでこれらのサービスを利用して、Active Directory (AD) に対応したアプリケーションをAWSクラウドに移行したり、オンプレミスのADを拡張したりできるようになります。
何が嬉しいのか #
- 運用負荷の軽減: 実際の Microsoft Active Directory (AD) 上に構築されているため、ADインフラストラクチャをAWSクラウドで管理する作業を削減できます。
- 既存環境との統合: 既存のMicrosoft ADの認証情報を使用してEC2インスタンスをドメイン参加させたり、コンテナやKubernetesクラスターを管理したりできます。
- 柔軟なID管理: IDを既存のMicrosoft ADに保持することも、AWSマネージドディレクトリでIDを作成・管理することも可能です。
- オンプレミスADの活用: AD Connectorを使用することで、AWSクラウドにADインフラストラクチャを必要とせずに、既存のオンプレミスADのIDをAWSアプリケーションで利用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: AWS Managed Microsoft AD および AD Connector は、アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンでは利用できませんでした。
- これから: アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで、AWS Managed Microsoft AD および AD Connector を利用して、AD関連のワークロードをデプロイ・管理できるようになります。
具体的なユースケース #
- ニュージーランドリージョンで、AD対応アプリケーションをAWSクラウドに移行する。
- ニュージーランドリージョン内のAWSリソースに対して、既存のオンプレミスActive Directoryの認証・認可を拡張する。
- ニュージーランドリージョンで起動したAmazon EC2インスタンスを、既存のADドメインに参加させ、グループポリシーで管理する。
- ニュージーランドリージョンでコンテナやKubernetesクラスターを運用し、ADのIDで管理する。
AWS上で空間データ管理を発表し、空間データからのインサイトを加速 #
投稿日: 2025年12月08日
何ができるようになったのか #
AWSは、顧客が空間データを大規模に保存、エンリッチ、接続できるソリューションであるSpatial Data Management on AWS (SDMA) を発表しました。SDMAにより、物理アセット(3D、地理空間、行動、時系列データ)を表すマルチモーダルな空間データを、安全で一元化されたクラウド環境で管理できるようになります。SDMAは、顧客の空間データ、ISV SaaSアプリケーション、AWSサービス間の接続を可能にするコラボレーションハブとして機能し、コレクションルールを使ってデータの一貫性とガバナンスを維持できます。また、SDMAのAPI、デスクトップアプリケーション、ウェブインターフェースを通じて、空間データを効率的に管理し、物理的な運用に関するインサイトと情報に基づいた意思決定を加速できます。
何が嬉しいのか #
SDMAは、空間データからインサイトを加速し、情報に基づいた意思決定を促進します。自動メタデータ抽出機能により、.LAZ、.E57、.GLB、.GLTFなどのファイル形式のデータの発見性と関連性が向上します。REST APIとカスタマイズ可能なコネクタにより、外部アプリケーションとの統合が簡素化され、手動でのファイル処理が不要になり、クラウドとオンプレミスの相互運用性が強化されます。直感的なウェブおよびデスクトップインターフェースと自動生成されるファイルプレビューにより、技術スキルレベルに関係なく、効率的かつ迅速に空間データを管理し、データの正確性を向上させることができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 空間データの管理、統合、分析は複雑で、手動での処理やデータの一貫性維持が課題でした。
- これから: SDMAにより、空間データの一元的な管理、自動化されたメタデータ抽出、外部アプリケーションとの容易な統合が可能になり、インサイト獲得までの時間が短縮されます。
具体的なユースケース #
- 物理アセット(3D、地理空間、行動、時系列データ)の管理と分析を行い、運用効率を向上させる。
- ISV SaaSアプリケーションやAWSサービスと連携し、空間データを活用してビジネスプロセスを最適化する。
- 大規模なファイルをダウンロードすることなく、空間データをプレビューおよび検証し、ワークフローの速度とデータの正確性を向上させる。