AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
¥3,520 Amazonで見る![AWS運用入門 改訂第2版 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ [AWS深掘りガイド] 単行本（ソフトカバー） – 2025/7/11](https://m.media-amazon.com/images/I/61ftnZ09WvL._SY522_.jpg)
AWS運用入門 改訂第2版 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ [AWS深掘りガイド] 単行本（ソフトカバー） – 2025/7/11
Amazon Connect Customer Profilesが新しいセグメンテーション機能を発表（ベータ版） #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon Connect Customer Profilesは、Spark SQLを活用した新しいセグメンテーション機能（ベータ版）の提供を開始しました。これにより、AI支援を受けながら、Customer Profilesの全データを使用して高度な顧客セグメントを構築できます。
何が嬉しいのか #
- 完全なプロファイルデータへのアクセス: カスタムオブジェクトと標準オブジェクトの両方を使用してセグメンテーションを行えます。
- SQL機能の活用: オブジェクトの結合、パーセンタイルのような統計関数でのフィルタリング、日付フィールドの標準化など、複雑な分析が可能です。
- AIによるセグメント構築支援: 自然言語のプロンプトでSegment AIアシスタントを使い、Spark SQLのセグメント定義を自動生成したり、直接SQLを記述したりできます。
- デプロイ前の検証: AIが生成したSQLのレビュー、自然言語での説明の表示、セグメントの自動推定が可能です。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 既存のセグメンテーション機能のみでした。
- これから: 「過去1ヶ月に新規購入について3回以上カスタマーサービスに電話した顧客」や「生涯支出が90パーセンタイルの高価値顧客」といった、より精密なターゲティングが可能になります。
具体的なユースケース #
- アウトバウンドキャンペーンのための正確なターゲティング
- パーソナライズされた顧客体験の提供
Amazon SageMakerがノートブックインスタンスの最新プラットフォームバージョンへのセルフサービス移行をサポート #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon SageMakerノートブックインスタンスがセルフサービス移行をサポートしました。UpdateNotebookInstance APIを通じてノートブックインスタンスのプラットフォーム識別子を更新できるようになり、サポートされていないプラットフォーム（notebook-al1-v1, notebook-al2-v1, notebook-al2-v2）からサポートされているバージョン（notebook-al2-v3, notebook-al2023-v1）へシームレスに移行できます。
何が嬉しいのか #
UpdateNotebookInstance APIの新しいPlatformIdentifierパラメータを使用することで、既存のデータや設定を維持したまま、ノートブックインスタンスのプラットフォームを新しいバージョンに更新できます。これにより、移行プロセスが簡素化され、ノートブックインスタンスを常に最新の状態に保つことができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 古いプラットフォームからの移行は手動で行う必要がありました。
- これから: API呼び出しによって、OSとJupyterLabのバージョンの組み合わせを簡単に更新できるようになります。
具体的なユースケース #
- サポートが終了した古いノートブックインスタンスプラットフォーム（Amazon Linux 1など）を使用しているユーザーが、最新のプラットフォーム（Amazon Linux 2023など）へ簡単に移行する。
Amazon SESがAPIエンドポイントのVPCサポートを追加 #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon Simple Email Service (SES) は、Virtual Private Cloud (VPC) エンドポイント経由でのSES APIエンドポイントへのアクセスをサポートしました。これにより、VPC内で実行されるワークロードから、インターネットゲートウェイなしでSES APIにアクセスできるようになります。
何が嬉しいのか #
VPCエンドポイントを使用することで、VPC内のトラフィックがインターネットに公開される機会を減らし、セキュリティを向上させることができます。顧客はVPCから直接SES APIを利用して、メール送信やリソース設定の管理を行えます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: VPC内のワークロードからSES APIにアクセスするには、VPCにインターネットゲートウェイを設定し、パブリックなAPIエンドポイントに接続する必要がありました。
- これから: インターネットゲートウェイが不要になり、VPCエンドポイントを通じてプライベートにSES APIへアクセスできるようになります。
具体的なユースケース #
- セキュリティ要件が厳しく、VPCからのインターネットアクセスを制限したい環境で、プログラムからSESを利用してメールを送信する。
- プライベートなネットワーク環境で、SESの設定（送信者ID、設定セットなど）を自動で管理するスクリプトを実行する。
Amazon Connectがアウトバウンドキャンペーン向けにWhatsAppチャネルを開始 #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon ConnectのアウトバウンドキャンペーンがWhatsAppをサポートしました。これにより、顧客がエージェントに連絡する既存のWhatsApp Businessメッセージング機能に加え、自動化されたプロアクティブなキャンペーンを通じて顧客とエンゲージできるようになります。
何が嬉しいのか #
予約のリマインダー、支払いの通知、注文の更新、製品の推奨などのタイムリーなコミュニケーションを、顧客が好むメッセージングプラットフォームであるWhatsAppを通じて直接配信できます。使い慣れたAmazon Connectのインターフェースで、ターゲットオーディエンスの定義、パーソナライズされたメッセージテンプレートの選択、配信時間のスケジュール設定、コンプライアンスガードレールの適用が可能です。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: アウトバウンドキャンペーンはSMS、メール、音声チャネルのみをサポートし、WhatsAppは顧客からエージェントへの会話開始のみに利用可能でした。
- これから: 統一されたキャンペーン管理体験を維持しつつ、追加のメッセージングプラットフォームを通じて顧客にプロアクティブにリーチできるようになります。
具体的なユースケース #
- 予約のリマインダーや支払い通知をWhatsAppで自動送信する。
- リアルタイムの顧客データを使用してパーソナライズされた製品推奨メッセージを送信する。
- 顧客が好むプラットフォームでエンゲージメントを高めるためのオムニチャネル戦略を合理化する。
AWS Elastic BeanstalkがAmazon Linux 2023上でNode.js 24をサポート #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
AWS Elastic Beanstalkで、Amazon Linux 2023 (AL2023) プラットフォーム上にNode.js 24アプリケーションをビルドおよびデプロイできるようになりました。これにより、開発者はNode.jsの最新機能と改善点を活用しつつ、AL2023の強化されたセキュリティとパフォーマンスの恩恵を受けることができます。
何が嬉しいのか #
アプリケーションを実行するインフラストラクチャを気にすることなく、AWS上でアプリケーションのデプロイと管理を行えるElastic Beanstalkの利便性に加え、Node.js 24のV8 JavaScriptエンジンのアップデート、npm 11、セキュリティとパフォーマンスの向上といった最新の機能を利用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: より古いバージョンのNode.jsやOSプラットフォームでのデプロイが主でした。
- これから: Elastic Beanstalkコンソール、CLI、またはAPIを通じて、最新のNode.js 24とAL2023を組み合わせた環境を簡単に作成できます。
具体的なユースケース #
- Node.jsの最新機能を活用したいWebアプリケーションやAPIを、インフラ管理の手間をかけずにElastic Beanstalkで迅速にデプロイする。
- パフォーマンスとセキュリティが強化された最新のLinux環境でNode.jsアプリケーションを実行したい場合。
AWS Elastic BeanstalkがAmazon Linux 2023上でPython 3.14をサポート #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
AWS Elastic Beanstalkで、Amazon Linux 2023 (AL2023) プラットフォーム上にPython 3.14アプリケーションをビルドおよびデプロイできるようになりました。これにより、開発者はPythonの最新機能と改善点を活用しつつ、AL2023の強化されたセキュリティとパフォーマンスの恩恵を受けることができます。
何が嬉しいのか #
アプリケーションを実行するインフラストラクチャを気にすることなく、AWS上でアプリケーションのデプロイと管理を行えるElastic Beanstalkの利便性に加え、Python 3.14の強化された対話型インタプリタ機能、改善されたエラーメッセージ、重要なセキュリティとAPIの改善といった最新の機能を利用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: より古いバージョンのPythonやOSプラットフォームでのデプロイが主でした。
- これから: Elastic Beanstalkコンソール、CLI、またはAPIを通じて、最新のPython 3.14とAL2023を組み合わせた環境を簡単に作成できます。
具体的なユースケース #
- Pythonの最新機能を活用したいWebアプリケーションやバックエンドサービスを、インフラ管理の手間をかけずにElastic Beanstalkで迅速にデプロイする。
- パフォーマンスとセキュリティが強化された最新のLinux環境でPythonアプリケーションを実行したい場合。
AWSがAmazon CloudWatchでのAWS CloudTrailイベントの有効化を簡素化 #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
AWSは、Amazon CloudWatchでのAWS CloudTrailイベントの有効化を簡素化する機能を発表しました。これにより、Amazon VPCフローログやAmazon EKSコントロールプレーンログなどの他の一般的なAWSログソースと並行して、CloudWatchでCloudTrailイベントの収集を一元的に設定できるようになります。
何が嬉しいのか #
CloudWatchの取り込みエクスペリエンスは、異なるソースからのテレメトリ収集を簡素化する統合ビューを提供します。これにより、AWS Organization内のアカウント全体のテレメトリ収集が容易になり、AWS環境全体での包括的な監視とデータ収集が保証されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: CloudTrailのイベントをCloudWatch Logsに送信するには、個別に証跡（Trail）を設定する必要がありました。
- これから: 新しい統合では、サービスリンクトチャネル（SLC）を活用して、証跡を必要とせずにCloudTrailからイベントを受信できます。また、安全チェックや終了保護などの追加の利点も提供されます。
具体的なユースケース #
- 複数のAWSアカウントにまたがるセキュリティイベントやAPI呼び出しを、単一のCloudWatchロググループで一元的に監視・分析したい場合。
- インフラ設定の手間を減らし、VPCフローログなど他のログと合わせてCloudTrailイベントを迅速に収集・監視したいDevOpsチーム。
Amazon OpenSearch Serviceが自動セマンティックエンリッチメントをサポート #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon OpenSearch Serviceは、マネージドクラスター向けに自動セマンティックエンリッチメント機能を導入しました。これは今年初めにOpenSearch Serverlessでローンチされた機能と同様のもので、最小限の設定作業でセマンティック検索の能力を活用できます。
何が嬉しいのか #
従来の字句検索は完全一致のフレーズしか検索できませんでしたが、自動セマンティックエンリッチメントは文脈と意味を理解し、より関連性の高い結果を提供します。例えば、「環境に優しい交通手段」を検索すると、「電気自動車」や「公共交通機関」に関する情報が見つかります。この新機能は、機械学習モデルの管理を不要にし、すべてのセマンティック処理を自動的に行います。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: 関連性の高い検索結果を得るには、同義語の管理や複雑なクエリの構築が必要でした。
- これから: MLモデルの管理なしで、文脈を理解する高度なセマンティック検索が自動的に有効になります。
具体的なユースケース #
- eコマースサイトで、ユーザーが入力した曖昧な検索キーワード（例：「暖かい服」）に対して、ダウンジャケットやフリースなどの関連商品を提示する。
- ドキュメント検索システムで、専門用語を知らないユーザーが一般的な言葉で検索しても、関連する技術文書を見つけ出せるようにする。
SES Mail Managerがさらに10のAWSリージョンで利用可能に、合計27リージョンへ拡大 #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon SES Mail Managerが、新たに10の商用AWSリージョンで利用可能になりました。これにより、提供リージョンは合計27となり、SESのコアなアウトバウンドサービスが提供されているすべての商用リージョンでMail Managerが利用できることになります。
何が嬉しいのか #
SES Mail Managerを使用すると、顧客は自身のドメインのメールルーティングと配信メカニズムを設定し、すべてのメールワークロードに対するガバナンス、リスク、コンプライアンスソリューションを単一のビューで管理できます。これにより、従来のホスト型メールリレーの置き換えや、サードパーティのメールボックスプロバイダーおよびメールセキュリティソリューションとの統合が簡素化されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: Mail Managerは17の商用リージョンでのみ利用可能でした。
- これから: バーレーン、ジャカルタ、ケープタウン、UAE、ハイデラバード、マレーシア、ミラノ、テルアビブ、カルガリー、チューリッヒを含む10の新しいリージョンで利用可能になり、より多くの地域でメール管理を一元化できます。
具体的なユースケース #
- 複数のリージョンにまたがるグローバルなアプリケーションで、受信メールのルーティングや処理を一元的に管理する。
- 従来のオンプレミスのメールリレーサーバーを、スケーラブルで管理が容易なクラウドベースのソリューションに置き換える。
- WorkMailメールボックスへの配信、検索・エクスポート機能を備えた組み込みアーカイブ、サードパーティ製セキュリティアドオンとのコンソール内統合などを活用する。
TwelveLabsのPegasus 1.2モデルがグローバルクロスリージョン推論により新たに23のAWSリージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年12月05日
何ができるようになったのか #
Amazon Bedrockは、TwelveLabsのPegasus 1.2モデル向けにグローバルクロスリージョン推論を導入しました。これにより、モデルが利用可能だった既存の7リージョンに加え、新たに23のリージョンでモデルが利用できるようになりました。また、地理的クロスリージョン推論を使用して、Amazon BedrockのすべてのEUリージョンでもモデルにアクセスできます。
何が嬉しいのか #
Pegasus 1.2は、ビデオ内の視覚、音声、テキストコンテンツに基づいてテキストを生成できる強力なビデオ優先の言語モデルです。特に長編ビデオ向けに設計されており、ビデオからテキストへの生成と時間的理解に優れています。これらの追加リージョンでPegasus 1.2が利用可能になることで、データやエンドユーザーに近い場所でビデオインテリジェンスアプリケーションを構築でき、レイテンシーを削減し、アーキテクチャを簡素化できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで: Pegasus 1.2モデルは限られた数のリージョンでのみ利用可能でした。
- これから: グローバルクロスリージョン推論により、世界中の多くのリージョンから低レイテンシーでモデルにアクセスできるようになりました。地理的クロスリージョン推論は特定の地理的境界内でのデータレジデンシーやコンプライアンス要件を持つワークロードに最適で、グローバルクロスリージョン推論は複数の地域にまたがる可用性とパフォーマンスを優先するアプリケーションに推奨されます。
具体的なユースケース #
- 世界中のユーザーに向けて、ビデオコンテンツの要約やハイライトを自動生成するアプリケーションを構築する。
- ヨーロッパにデータを保持する必要があるコンプライアンス要件を満たしながら、ビデオ分析アプリケーションを構築する。
- グローバルに展開されたサービスで、ユーザーの所在地に近いリージョンでビデオ処理を行い、快適なユーザー体験を提供する。