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【AWSデイリーアップデート】Kinesis On-demand Advantage、Bedrock AgentCoreの迅速化など、開発を加速する9つのアップデート

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kiitosu
著者
kiitosu
画像処理やデバイスドライバ、データ基盤構築からWebバックエンドまで、多様な領域に携わってきました。地図解析や地図アプリケーションの仕組みにも経験があり、幅広い技術を活かした開発に取り組んでいます。休日は草野球とランニングを楽しんでいます。
目次

はじめに
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AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。

本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。


まとめ
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今回のアップデートでは、以下の9つの主要な機能改善と新機能が発表されました。

  • Amazon Route 53 ResolverがAWS PrivateLinkをサポート: プライベートネットワーク経由での安全なDNSリソース管理が可能に。
  • Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが直接的なコードデプロイメントをサポート: コンテナ不要で迅速なエージェント開発を実現。
  • Amazon Kinesis Data Streamsが「On-demand Advantage」モードを開始: コストを最適化しつつ、予測不能なワークロードに柔軟に対応。
  • Amazon OpenSearch ServerlessがFIPS準拠のエンドポイントをサポート: 政府機関や規制対象組織向けのセキュリティ要件に対応。
  • Amazon RDS for OracleがR7iメモリ最適化インスタンスをサポート: メモリ集約的なワークロードのライセンスコストを削減。
  • AWS Configの適合パックが追加のAWSリージョンで利用可能に: グローバルでの一貫したコンプライアンス管理を拡大。
  • AWS Configが42の新しいマネージドルールを開始: より多くのサービスでコンプライアンスチェックを自動化。
  • ****: IAMポリシーの作成と管理を効率化。
  • EC2 Auto Scalingが混合インスタンスポリシーを持つASGのウォームプールをサポート: 起動が遅いアプリケーションのスケーリングを高速化。

特に以下2つが気になりました。

「Amazon Kinesis Data Streamsが「On-demand Advantage」モードを開始」では、従来オンデマンド設定で全く利用がない場合でも固定料金がかかっていました。この新しいモードでは固定料金がかからなくなるようです。また、On-Demand Standardと比べて60%低い料金ということでコスト削減が期待できそうです。他にも従来のオンデマンドでは拡張までにかなり時間がかかったように記憶しています。ここは一度具体的に整理したいと思います。

次に「AWS Service Reference InformationがSDK Operation to Actionマッピングをサポート」です。SDKの操作がどのポリシーのアクションと紐づいているかの情報を取得できるようになる。と理解しました。従来ポリシーの設定はトライアンドエラーを繰り返しながら設定することも多かったですが、楽になりそうですね。


Amazon Route 53 ResolverがAWS PrivateLinkをサポート
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投稿日: 2025年10月30日

何ができるようになったのか
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Amazon Route 53 ResolverがAWS PrivateLinkをサポートし、パブリックインターネットを使わずにResolverとその機能(エンドポイント、DNSファイアウォール、クエリロギング、AWS Outposts向けResolver)へのプライベートアクセスと管理が可能になりました。

何が嬉しいのか
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この統合により、作成、削除、編集、一覧表示などのすべての操作がAmazonのプライベートネットワーク上で安全に処理できるようになります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • Resolverの管理操作はパブリックエンドポイントを経由する必要がありました。
  • これから
    • PrivateLinkを通じて、VPC内からプライベートにResolverのAPIにアクセスできるようになります。

具体的なユースケース
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  • セキュリティ要件が厳しく、パブリックインターネットへのアクセスを制限したい環境でのDNS関連リソースの管理。

Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが直接的なコードデプロイメントをサポート
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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Amazon Bedrock AgentCore Runtimeが、コンテナベースのデプロイメントに加えて、コードの直接デプロイメントをサポートするようになりました。

何が嬉しいのか
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開発者はコードのzipファイルを直接アップロードできるようになり、プロトタイピングとイテレーションが迅速化されます。AgentCore Runtimeは、エージェントとツールを大規模に実行するためのサーバーレスでフレームワークやモデルに依存しない環境を提供し、エンタープライズレベルのセキュリティとスケーリング機能を維持します。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • AgentCore Runtimeへのデプロイはコンテナイメージのビルドとプッシュが必要でした。
  • これから
    • zipファイルをアップロードするだけでコードをデプロイできるようになり、開発サイクルが短縮されます。

具体的なユースケース
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  • Bedrock上でエージェントを開発する際の、迅速な機能追加やバグ修正。

Amazon Kinesis Data Streamsが「On-demand Advantage」モードを開始
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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Amazon Kinesis Data Streamsは、プロビジョニングを過剰に行うことなく、最大10GBまたは毎秒1000万イベントまでのスループットの即時増加に対応できる「On-demand Advantage」モードを開始しました。

何が嬉しいのか
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この新しいモードは、ストリームごとの固定料金をなくし、顧客がデータ使用量に対してのみより良いレートで支払うシンプルな料金体系を提供します。主な利点は以下の通りです。

  • コスト削減: On-demand Standardと比較して60%低い料金。
  • 拡張ファンアウトの強化: 拡張ファンアウトのデータ取得価格が共有スループット取得と同じになりました。
  • 拡張リテンションコストの削減: 価格が77%削減されました。
  • 自動スケーリング: オンデマンドストリームは容量を自動的にスケーリングします。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • オンデマンドモードでは、急なスループットの増加に対応するために、ある程度のバッファを持たせたプロビジョニングが必要でした。
  • これから
    • 「On-demand Advantage」モードにより、より柔軟かつコスト効率よく、予測不能なワークロードに対応できます。

具体的なユースケース
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  • トラフィックのスパイクが頻繁に発生するストリーミングアプリケーション。
  • 複数のコンシューマーアプリケーションにデータをファンアウトする大規模な分析基盤。

Amazon OpenSearch ServerlessがFIPS準拠のエンドポイントをサポート
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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Amazon OpenSearch Serverlessが、データプレーンAPIに対して連邦情報処理標準(FIPS)に準拠したエンドポイントをサポートするようになりました。

何が嬉しいのか
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このアップデートにより、FIPS 140-3で指定されている暗号モジュールのセキュリティ要件に準拠する必要がある、政府機関やその他の規制対象組織がOpenSearch Serverlessを利用しやすくなります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • OpenSearch ServerlessのエンドポイントはFIPS 140-3に準拠していませんでした。
  • これから
    • FIPS準拠のエンドポイントを利用することで、厳しいセキュリティ要件を満たすことができます。

具体的なユースケース
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  • 米国連邦政府関連のプロジェクトや、同等のセキュリティ基準が求められる金融、医療分野での利用。

Amazon RDS for OracleがR7iメモリ最適化インスタンスをサポート
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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Amazon RDS for Oracleが、カスタムの第4世代Intel XeonスケーラブルプロセッサとDDR5メモリを搭載したR7iメモリ最適化インスタンスをサポートしました。

何が嬉しいのか
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これらのインスタンスは最大64:1のメモリ対vCPU比を提供し、高いメモリを必要とするがvCPUはそれほど必要としないOracleデータベースワークロードで、パフォーマンスを維持しながらライセンスとサポートコストを削減できる可能性があります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • メモリ集約的なOracleワークロードでは、必要以上のvCPUを持つインスタンスを選択する必要があり、ライセンスコストが高くなる可能性がありました。
  • これから
    • R7iインスタンスを選択することで、vCPU数を抑えつつ必要なメモリを確保でき、コストを最適化できます。

具体的なユースケース
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  • 大規模なインメモリデータベースや、大量の同時接続を処理するOLTPシステム。

AWS Configの適合パックが追加のAWSリージョンで利用可能に
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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AWS Configの適合パックと組織レベルの管理機能が、アジアパシフィック(マレーシア)、アジアパシフィック(ニュージーランド)、アジアパシフィック(タイ)、アジアパシフィック(台北)、メキシコ(中央)の各AWSリージョンで利用可能になりました。

何が嬉しいのか
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適合パックを使用すると、AWS Configルールを単一のパッケージにバンドルして、AWS環境および組織全体で簡素化され、スケーラブルな展開と管理が可能になります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • これらのリージョンでは、適合パックを利用した一元的なコンプライアンス管理ができませんでした。
  • これから
    • 新しくサポートされたリージョンでも、セキュリティ、運用、またはコスト最適化のガバナンスチェックを効率的に展開できます。

具体的なユースケース
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  • グローバルに展開するサービスにおいて、全リージョンで一貫したコンプライアンス基準を適用したい場合。

AWS Configが42の新しいマネージドルールを開始
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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AWS Configは、セキュリティ、コスト、耐久性、運用など、さまざまなユースケースにわたるガバナンス機能を拡張する42の新しいマネージドルールを開始しました。

何が嬉しいのか
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これらのルールにより、Amazon EKS Fargateプロファイル、Amazon EC2 Network Insight Analyses、AWS Glue Machine learning transformsなどのサービスのタグ付け戦略を評価したり、Amazon Cognito Identityプール、Amazon Lightsailバケット、AWS Amplifyアプリなどのサービスのセキュリティ体制を評価したりできます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • 新しくサポートされたサービスや設定項目については、カスタムルールを作成する必要がありました。
  • これから
    • マネージドルールを利用することで、より簡単に多くのサービスに対するコンプライアンスチェックを自動化できます。

具体的なユースケース
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  • 新しいAWSサービスを導入する際に、組織のセキュリティポリシーやタグ付け戦略に準拠しているかを自動的にチェックする。

AWS Service Reference InformationがSDK Operation to Actionマッピングをサポート
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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AWS Service Reference Informationに、特定のAWSサービスオペレーションに必要なIAM権限を特定するのに役立つSDK Operation to Actionマッピングが含まれるようになりました。

何が嬉しいのか
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この機能により、サービスリファレンス情報を自動的に取得し、サービスの更新に合わせてポリシーを調整するプロセスを合理化し、ポリシー管理ツールに直接統合できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • SDKの特定の操作がどのIAMアクションに対応するかを調べるには、ドキュメントを手動で確認する必要がありました。
  • これから
    • このマッピング情報をプログラムで取得できるため、IAMポリシーの作成と管理を自動化しやすくなります。

具体的なユースケース
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  • CI/CDパイプラインで、アプリケーションが必要とする最小権限のIAMポリシーを自動生成する。

EC2 Auto Scalingが混合インスタンスポリシーを持つASGのウォームプールをサポート
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投稿日: 2025年11月4日

何ができるようになったのか
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EC2 Auto Scalingが、混合インスタンスポリシーで構成されたAuto Scalingグループ(ASG)のウォームプールをサポートするようになりました。

何が嬉しいのか
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この機能強化により、事前に初期化されたEC2インスタンスのプールを維持することで、アプリケーションの弾力性を向上させ、トラフィックに迅速に対応できるようになります。特に、初期化プロセスが長いアプリケーションに有益です。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • 混合インスタンスポリシーを使用するASGでは、ウォームプールを利用できませんでした。
  • これから
    • 複数のオンデマンドインスタンスタイプにまたがってASGを構成しつつ、ウォームプールを利用してスケールアウトを高速化できます。

具体的なユースケース
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  • 起動に時間のかかる大規模なJavaアプリケーションなどで、急なトラフィック増に迅速に対応する必要がある場合。
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