はじめに #
AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
¥3,520 Amazonで見る![AWS運用入門 改訂第2版 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ [AWS深掘りガイド] 単行本（ソフトカバー） – 2025/7/11](https://m.media-amazon.com/images/I/61ftnZ09WvL._SY522_.jpg)
AWS運用入門 改訂第2版 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ [AWS深掘りガイド] 単行本（ソフトカバー） – 2025/7/11
まとめ #
- Amazon EBS: 新しいCloudWatchメトリクスが追加され、EBSボリュームの平均IOPSとスループットを監視できるようになり、パフォーマンスの最適化が容易になりました。
- Amazon EC2: メモリを大量に消費するU7iインスタンスがロンドンリージョンで利用可能になり、インメモリデータベースなどのワークロードの選択肢が広がりました。
- Amazon S3: コピー操作に条件付き書き込み機能が追加され、同時書き込みによる意図しない上書きを防止できるようになりました。
- AWS Control Tower:新たにニュージーランドリージョンに対応し、ガバナンスとマルチアカウント管理の対象が34リージョンに拡大しました。
- AWS Elastic Beanstalk: Amazon Corretto 25とTomcat 11をサポートし、最新のJava 25およびJakarta EE 11の機能を利用できるようになりました。
- AWS for Fluent Bit: v3.0.0がリリースされ、パフォーマンス向上とネイティブOpenTelemetryサポートが追加され、ログ・メトリクス・トレースの収集が効率化されました。
- Amazon Bedrock (Stability AI): 4つの新しい画像編集ツール（アウトペイント、アップスケールなど）が追加され、より高度な画像編集が可能になりました。
- Amazon Bedrock (TwelveLabs): 高度な動画理解を実現するTwelveLabsのMarengo Embed 3.0が利用可能になり、より長時間の動画分析や多言語対応が強化されました。
- Amazon Bedrock (Nova Models): Web Grounding機能が導入され、NovaモデルがWeb上の最新情報を参照して回答を生成できるようになり、ハルシネーションを抑制し、より正確な応答が期待できます。
AI関連のアップデートが豊富でした。 Web Grounding機能はまだなかったんですね。以外でした。
Amazon EBS が EBS ボリュームの追加パフォーマンス監視メトリクスを導入 #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
Amazon EBS は、EBS ボリュームの平均 IOPS と平均スループットを監視するための追加の可視性を提供します。これには、VolumeAvgIOPS と VolumeAvgThroughput という 2 つの新しい CloudWatch メトリクスが含まれます。
何が嬉しいのか #
これらのメトリクスを使用することで、EBS ボリュームで実行されている I/O を監視し、パフォーマンスの傾向を追跡できます。新しいボリュームレベルのメトリクスにより、パフォーマンスのボトルネックをトラブルシューティングし、アプリケーションのニーズに合わせてボリュームのプロビジョニングされたパフォーマンスを最適化できます。これらのメトリクスは、EBS ボリューム上の平均 IOPS と平均スループットを 1 分単位で可視化します。Amazon CloudWatch を使用すると、新しいメトリクスを使ってカスタマイズされたダッシュボードを作成し、メトリクスに基づいて通知したり、自動的にアクションを実行したりするアラームを設定できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- EBS ボリュームの平均 IOPS と平均スループットに関する詳細な可視性が不足しており、パフォーマンスのボトルネックのトラブルシューティングが困難でした。
- これから
- VolumeAvgIOPS と VolumeAvgThroughput という 2 つの新しい CloudWatch メトリクスにより、EBS ボリュームの平均 IOPS と平均スループットを 1 分単位で詳細に監視できるようになります。これにより、トラブルシューティングとパフォーマンスの最適化が容易になります。
具体的なユースケース #
- I/O を監視してパフォーマンスの傾向を追跡する
- パフォーマンスのボトルネックをトラブルシューティングする
- プロビジョニングされたパフォーマンスを最適化してアプリケーションのニーズに合わせる
- カスタマイズされた CloudWatch ダッシュボードを作成する
- メトリクスに基づいてアラームを設定し、通知を受け取ったり自動アクションを実行したりする
Amazon EC2 High Memory U7i インスタンスが AWS 欧州 (ロンドン) リージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
Amazon EC2 U7i-8tb インスタンスが AWS 欧州 (ロンドン) リージョンで利用可能になりました。これらは第7世代のインスタンスで、カスタムの第4世代 Intel Xeon Scalable プロセッサ (Sapphire Rapids) を搭載しており、既存の U-1 インスタンスと比較して最大135%高いコンピューティング性能と8TiBのDDR5メモリを提供します。また、448 vCPU、最大100GbpsのElastic Block Storage (EBS) スループット、最大100Gbpsのネットワーク帯域幅、およびENA Expressをサポートします。
何が嬉しいのか #
お客様は、急速に成長するデータ環境においてトランザクション処理のスループットを拡張できるようになります。これらのインスタンスは、大幅に向上したコンピューティング性能とメモリ容量を提供し、ミッションクリティカルなインメモリデータベースに最適です。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 既存の U-1 インスタンスでは、コンピューティング性能とメモリ容量が限られていました。
- これから
- U7i-8tb インスタンスは、最大135%高いコンピューティング性能と8TiBのDDR5メモリを提供し、要求の厳しいインメモリデータベースワークロードに対してより優れたパフォーマンスを可能にします。
具体的なユースケース #
- SAP HANA、Oracle、SQL Serverなどのミッションクリティカルなインメモリデータベースを使用しているお客様に最適です。
Amazon S3 がコピー操作に条件付き書き込み機能を追加 #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
Amazon S3 のコピー操作に条件付き書き込み機能が拡張されました。これにより、オブジェクトをコピーする前に、宛先 S3 バケットにオブジェクトが存在するか、または変更されているかを確認できるようになりました。
何が嬉しいのか #
同じオブジェクトへの同時書き込みを調整し、複数の同時書き込みが意図せずオブジェクトを上書きするのを防ぐことができます。これにより、追加のクライアントサイドの調整メカニズムや API 検証リクエストが不要になります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- オブジェクトの存在や変更状態を確認せずにコピー操作を行うと、意図しない上書きが発生する可能性があり、クライアントサイドでの追加の調整ロジックが必要でした。
- これから
- S3 CopyObject を通じて、HTTP の
if-none-matchヘッダーでオブジェクトの存在を確認したり、if-matchヘッダーと ETag でオブジェクトのコンテンツを検証したりすることで、条件付きコピー操作を実行できます。また、S3 バケットポリシーでs3:if-matchおよびs3:if-none-match条件キーを使用して、条件付きコピー操作を強制することも可能です。
- S3 CopyObject を通じて、HTTP の
具体的なユースケース #
- 複数のアプリケーションやプロセスが同じ S3 オブジェクトに同時に書き込もうとするシナリオで、競合状態を回避し、データの整合性を保つ。
- オブジェクトが特定の状態（例: 未変更）である場合にのみコピーを実行し、古いデータによる上書きを防ぐ。
AWS Control Tower が AWS アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
AWS Control Tower が AWS アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで利用可能になりました。このリリースにより、AWS Control Tower は 34 の AWS リージョンと AWS GovCloud (US) リージョンで利用可能となります。
何が嬉しいのか #
安全なマルチアカウント AWS 環境を簡単にセットアップおよび管理できます。複数の AWS サービスをオーケストレーションし、セキュリティとコンプライアンスを維持しながら AWS の利用を簡素化します。30分以内にマルチアカウント環境を構築し、コンプライアンス状況の可視化や大規模な統制の適用が可能です。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- AWS アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンでは AWS Control Tower が利用できませんでした。
- これから
- AWS アジアパシフィック (ニュージーランド) リージョンで AWS Control Tower を利用して、安全なマルチアカウント環境をセットアップおよび管理できるようになりました。
- 既存の AWS Control Tower ユーザーは、設定ページからニュージーランドリージョンを既存のランディングゾーンに追加し、ガバナンスを拡張できます。
具体的なユースケース #
- 新規ユーザーは、サポートされているリージョンで AWS Control Tower を起動し、マルチアカウント環境を管理できます。
- 既存ユーザーは、AWS Control Tower ダッシュボードの設定ページから、新しくサポートされたリージョンにガバナンス機能を拡張し、ランディングゾーンを更新できます。
AWS Elastic Beanstalk が Amazon Corretto 25 および Tomcat 11 のサポートを追加 #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
AWS Elastic Beanstalk が、Amazon Linux 2023 (AL2023) プラットフォーム上で Amazon Corretto 25 および Tomcat 11 を使用したアプリケーションの構築とデプロイをサポートするようになりました。これにより、開発者は最新の Java 25 および Jakarta EE 11 の機能を利用できるようになります。
何が嬉しいのか #
この新しいプラットフォームサポートにより、開発者は AL2023 の強化されたセキュリティとパフォーマンスの恩恵を受けながら、最新の Java 25 および Jakarta EE 11 の機能（コンパクトオブジェクトヘッダー、AOT (Ahead-of-Time) キャッシング、構造化された並行処理など）を活用できるようになります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- AWS Elastic Beanstalk では、Amazon Corretto 25、Tomcat 11、Java 25、Jakarta EE 11 の最新機能が直接サポートされていませんでした。
- これから
- Elastic Beanstalk 上で Amazon Corretto 25 と Tomcat 11 を利用できるようになり、最新の Java 言語機能と AL2023 のセキュリティおよびパフォーマンスのメリットを享受できます。
具体的なユースケース #
- Elastic Beanstalk コンソール、CLI、または API を通じて、Corretto 25 と Tomcat 11 を AL2023 上で実行する Elastic Beanstalk 環境を構築し、最新の Java アプリケーションをデプロイする。
AWS for Fluent Bit 3.0.0 が Fluent Bit 4.1.1 をベースにリリース #
投稿日: 2025年10月14日
何ができるようになったのか #
AWS for Fluent Bit のバージョン 3.0.0 がリリースされました。これは Fluent Bit 4.1.1 と Amazon Linux 2023 をベースにしています。このアップデートにより、Amazon Elastic Container Services (Amazon ECS) および Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を利用する AWS のお客様向けに、コンテナロギングのパフォーマンスと機能が向上しました。具体的には、Fluent Bit のバージョンが 4.1.1 に、ベースイメージが Amazon Linux 2023 にアップグレードされ、最新の Fluent Bit 機能、大幅なパフォーマンス改善、およびセキュリティ強化が提供されます。新しい機能として、AWS SigV4 認証による OTLP ログ、メトリクス、トレースの取り込みと転送をサポートするネイティブ OpenTelemetry (OTel) が含まれており、追加のサイドカーが不要になります。
何が嬉しいのか #
AWS for Fluent Bit 3.0.0 を利用することで、AWS のお客様はより高性能で機能豊富なコンテナロギングを実現できます。最新の Fluent Bit 機能にアクセスできるようになり、JSON 解析の高速化や、より低いレイテンシーで vCPU あたりの処理ログ数が増加するなど、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。また、TLS の最小バージョンと暗号制御が導入され、プロトコル体制が強化されることでセキュリティが向上します。ネイティブ OpenTelemetry サポートにより、追加のサイドカーなしで OTLP ログ、メトリクス、トレースを効率的に収集・転送できるようになり、運用が簡素化されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 以前のバージョンの Fluent Bit とベースイメージを使用しており、パフォーマンスや機能、セキュリティ面で最新の最適化が適用されていませんでした。
- OpenTelemetry を利用する場合、追加のサイドカーが必要となる場合がありました。
- これから
- Fluent Bit 4.1.1 と Amazon Linux 2023 をベースとすることで、最新の機能、大幅なパフォーマンス改善、および強化されたセキュリティが提供されます。
- ネイティブ OpenTelemetry サポートにより、追加のサイドカーなしで OTLP ログ、メトリクス、トレースを収集・転送できるようになります。
具体的なユースケース #
- Amazon ECS および Amazon EKS 環境で、アプリケーションコードを変更することなく、コンテナログを収集、処理し、Amazon CloudWatch Logs、Amazon Data Firehose、Amazon Kinesis Data Streams、Amazon S3 などの宛先にルーティングする。
- OpenTelemetry を利用してログ、メトリクス、トレースを収集している場合、追加のサイドカーなしでネイティブに AWS for Fluent Bit を使用してデータを転送する。
- Amazon ECS で FireLens を使用している場合、タスク定義内のログルーターコンテナイメージを Amazon ECR Public Gallery の 3.0.0 タグに更新する。
- Amazon EKS で使用している場合、Helm リリースを更新するか、DaemonSet イメージを 3.0.0 バージョンに設定してアップグレードする。
Amazon Bedrock の Stability AI Image Services に 4 つの新しい画像編集ツールが追加されました #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
Amazon Bedrock の Stability AI Image Services に、アウトペイント、高速アップスケール、コンサバティブアップスケール、クリエイティブアップスケールの 4 つの新しい画像編集ツールが追加されました。これらのツールにより、クリエイターはワークフローをより細かく制御し、コンセプトを効率的に最終製品に変換できるようになります。
何が嬉しいのか #
これらの新しいツールは、プロのクリエイティブプロジェクトに強化された柔軟性を提供します。画像の部分的な修正や、品質を維持しながら解像度を向上させることが可能になり、クリエイターはより効率的かつ正確に作業を進めることができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- Stability AI Image Services では、アウトペイントや新しいアップスケール機能（高速、コンサバティブ、クリエイティブ）が利用できず、画像編集や解像度向上における制御や柔軟性が限られていました。
- これから
- アウトペイント機能で画像の境界を拡張したり、新しいアップスケールツールで品質を保ちながら画像を拡大したりできるようになり、より高度な画像編集と効率的なワークフローが実現します。
具体的なユースケース #
- 画像の特定の部分をターゲットにして修正する（例：アウトペイントで画像の背景を拡張する）。
- 画像の解像度を向上させながら、元の品質を維持する（例：高速アップスケールで素早く、またはクリエイティブアップスケールで創造的に画像を拡大する）。
- 既存の画像やスケッチに基づいてバリエーションを生成し、プロのクリエイティブプロジェクトでコンセプトを最終製品に効率的に変換する。
TwelveLabs の Marengo Embed 3.0 が Amazon Bedrock で利用可能に、高度な動画理解を実現 #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
TwelveLabs の Marengo Embed 3.0 が Amazon Bedrock で利用可能になりました。これにより、開発者や組織は、動画コンテンツを扱うための高度な動画ネイティブなマルチモーダル埋め込み機能を利用できるようになります。Marengo の埋め込みモデルは、動画、画像、音声、テキストを単一の表現空間に統合し、業界をリードするパフォーマンスで、あらゆる種類の検索、レコメンデーションシステム、その他のマルチモーダルタスクに対応する洗練された動画検索およびコンテンツ分析アプリケーションを構築することを可能にします。
Marengo 3.0 は、いくつかの主要な機能強化を提供します。動画処理能力の拡張により、最大 4 時間の動画および音声コンテンツ、最大 6GB のファイルを処理できるようになり、以前のバージョンの 2 倍の容量を実現しました。これにより、スポーツイベント全体、長時間のトレーニング動画、完全な映画制作の分析に最適です。スポーツ分析も強化され、ゲームプレイのダイナミクス、選手の動き、イベント検出の理解が大幅に向上しました。グローバルな多言語サポートも 12 言語から 36 言語に拡大され、グローバルな組織が多様な地域や市場でシームレスに機能する統合された検索および取得システムを構築できるようになりました。マルチモーダル検索の精度も向上し、画像と記述テキストを単一の埋め込みリクエストで組み合わせることで、視覚的類似性と意味的理解を融合させ、より正確で文脈に関連性の高い検索結果を提供します。
AWS は、TwelveLab の Marengo 3.0 モデルを提供する最初のクラウドプロバイダーであり、現在、米国東部 (バージニア北部)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (ソウル) で利用可能です。このモデルは、低レイテンシーのテキストおよび画像埋め込みのための同期推論と、動画、音声、大規模画像ファイルの処理のための非同期推論をサポートしています。
何が嬉しいのか #
開発者は、Amazon Bedrock 上で TwelveLabs の Marengo Embed 3.0 を利用することで、高度な動画理解能力を簡単にアプリケーションに組み込むことができます。これにより、動画コンテンツの検索、分析、レコメンデーションの精度と効率が大幅に向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。特に、長時間の動画コンテンツの処理能力の向上、スポーツ分析の強化、多言語対応の拡大は、幅広いユースケースに対応し、グローバルなビジネス展開を支援します。画像とテキストを組み合わせたマルチモーダル検索により、より文脈に即した正確な検索結果が得られ、情報発見の質が高まります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 動画処理能力が最大 2 時間、ファイルサイズが最大 3GB に制限されていました。
- スポーツ分析におけるゲームプレイのダイナミクス、選手の動き、イベント検出の理解度が限定的でした。
- 多言語サポートが 12 言語に限定されており、グローバルな検索システム構築に制約がありました。
- 画像とテキストを組み合わせたマルチモーダル検索の精度が、単一の埋め込みリクエストで実現されるほど洗練されていませんでした。
- これから
- 最大 4 時間の動画および音声コンテンツ、最大 6GB のファイルを処理できるようになりました。
- スポーツ分析が大幅に強化され、より詳細なゲームプレイのダイナミクス、選手の動き、イベント検出が可能になります。
- 多言語サポートが 36 言語に拡大され、より広範な地域と言語に対応する統合検索システムを構築できます。
- 画像と記述テキストを組み合わせたマルチモーダル検索により、より正確で文脈に関連性の高い検索結果が得られます。
具体的なユースケース #
- スポーツイベント全体、長時間のトレーニング動画、完全な映画制作などの大規模な動画コンテンツの分析。
- 動画コンテンツ内の特定のシーン、オブジェクト、アクションを検出・検索する洗練された動画検索アプリケーションの構築。
- ユーザーの視聴履歴や好みに基づいて、関連性の高い動画コンテンツを推薦するレコメンデーションシステムの開発。
- 複数の言語で提供される動画コンテンツに対して、言語の壁を越えてシームレスに検索・取得できるグローバルな統合検索システムの構築。
- 防犯カメラ映像からの異常検知や、製造ラインでの品質管理における動画分析。
Web Grounding: Amazon Nova モデルで正確な AI アプリケーションを構築 #
投稿日: 2025年10月29日
何ができるようになったのか #
Amazon Nova モデル向けの新しい組み込みツールである Web Grounding が一般提供開始されました。お客様は Amazon Bedrock のツール利用 API を使用して、Nova Premier で Web Grounding を今すぐ利用できます。他の Nova モデルのサポートも近日中に提供予定です。Web Grounding は、公開されている情報を引用付きで取得し、応答のコンテキストとして組み込むことができる組み込みツールです。開発者は Web Grounding ツールを使用して、最新のリアルタイム情報を用いたターンキーの Retrieval Augmented Generation (RAG) ソリューションを実装し、ハルシネーションを削減し、より正確な出力を実現できます。
何が嬉しいのか #
- ハルシネーションを削減し、より正確な AI アプリケーションを構築できます。
- 公開されている最新のリアルタイム情報を引用付きで応答に組み込むことで、AI の信頼性と精度が向上します。
- ターンキーの RAG ソリューションを容易に実装できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- AI アプリケーションがハルシネーションを起こしやすく、最新のリアルタイム情報を組み込むには手動での作業や複雑な実装が必要でした。
- これから
- Web Grounding を利用することで、Amazon Nova モデルが公開されている最新のリアルタイム情報を自動的に取得し、引用付きで応答に組み込むことが可能になります。これにより、ハルシネーションが大幅に削減され、より正確で信頼性の高い AI アプリケーションを効率的に構築できるようになります。
具体的なユースケース #
- 顧客からの問い合わせに対して、最新の製品情報やFAQを基にした正確な回答を生成するチャットボット。
- 特定のトピックに関する最新のニュースや研究論文を基に、要約や分析レポートを自動生成する情報収集システム。
- 社内ドキュメントや公開情報を参照し、従業員の質問に正確に答えるナレッジベースシステム。