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【AWSデイリーアップデート】DocumentDBのIPv6対応、EC2のCPU最適化、Timestream for InfluxDB 3など

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kiitosu
著者
kiitosu
画像処理やデバイスドライバ、データ基盤構築からWebバックエンドまで、多様な領域に携わってきました。地図解析や地図アプリケーションの仕組みにも経験があり、幅広い技術を活かした開発に取り組んでいます。休日は草野球とランニングを楽しんでいます。
目次

はじめに
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AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。

本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。


感想
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今日もAWS Location Serviceの更新のニュースが有りました。AWS Location Serviceがカスタマイズ性を高める新しいマップスタイリングを開始しました。 果たしてGoogle Mapの牙城を崩せるでしょうか。競争が活発化すればGoogle Mapもどんどん良くなって、開発者としては嬉しい限りですね。


Amazon DocumentDB(MongoDB互換)がIPv6をサポート
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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Amazon DocumentDB(MongoDB互換)がIPv6をサポートし、新規および既存のクラスターでIPv6アドレスが利用可能になりました。これにより、IPv4とIPv6の両方をサポートするデュアルスタックネットワークが実現できます。

何が嬉しいのか
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VPC内で重複するIPv4アドレススペースを管理する必要がなくなり、ネットワークスタックが簡素化されます。また、最新のIPバージョンでアプリケーションを標準化できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • IPv4のみがサポートされており、IPスペースが重複するとネットワーク管理が複雑になる可能性がありました。
  • これから
    • デュアルスタックモードにより、ネットワークが簡素化され、IPv6への標準化が可能になります。

具体的なユースケース
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  • IPv6接続が必要なアプリケーション
  • ネットワークアーキテクチャを簡素化したい場合

Amazon EC2 C8gnインスタンスが追加のAWSリージョンで利用可能に
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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AWS Graviton4プロセッサを搭載したAmazon EC2 C8gnインスタンスが、アジアパシフィック(マレーシア、シドニー、タイ)を含む追加のAWSリージョンで利用可能になりました。

何が嬉しいのか
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これらのインスタンスは、前世代よりも最大30%優れたコンピューティングパフォーマンスを提供し、最大600Gbpsのネットワーク帯域幅を提供する第6世代のAWS Nitro Cardを搭載しています。ネットワーク仮想アプライアンス、データ分析、CPUベースのAI/ML推論などのネットワーク集約型ワークロードに最適です。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • C8gnインスタンスは限られたリージョンでのみ利用可能でした。
  • これから
    • より多くのリージョンでC8gnインスタンスを利用できるようになり、ネットワーク集約型のワークロードをグローバルに展開しやすくなります。

具体的なユースケース
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  • ネットワーク仮想アプライアンス
  • データ分析
  • CPUベースのAI/ML推論

ライセンス込みインスタンスでAmazon EC2 CPUベースの最適化が利用可能に
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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ライセンス込みのインスタンス(Windows ServerおよびSQL Server)でCPUオプションをカスタマイズできるようになりました。vCPUの数を変更したり、ハイパースレッディングを無効にしたりできます。

何が嬉しいのか
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vCPUベースのライセンスコストを削減できます。例えば、r7i.8xlargeインスタンスでハイパースレッディングを無効にすると、vCPU数が32から16に減り、ライセンスコストを50%削減できる可能性があります。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • ライセンス込みインスタンスでは、CPUオプションのカスタマイズができず、ライセンスコストの最適化が困難でした。
  • これから
    • vCPU数をワークロードの要件に合わせて調整し、ライセンスコストを直接削減できるようになります。

具体的なユースケース
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  • Microsoft SQL Serverなど、高いメモリとIOPSを必要とするが、多数のvCPUを必要としないデータベースワークロード

新しい時系列データベースエンジン、Amazon Timestream for InfluxDBを発表
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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Amazon Timestream for InfluxDBがInfluxDB 3をサポートし、時系列データベース向けのフルマネージドサービスとして提供されます。

何が嬉しいのか
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InfluxDB 3は、Apache Arrow、Apache DataFusion、Columnar Parquetストレージなどのオープンソース技術に基づいて構築されており、クエリパフォーマンスの向上、リソース使用率の改善、シームレスなスケーラビリティを実現します。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • InfluxDBの管理はユーザー自身で行う必要がありました。
  • これから
    • フルマネージドサービスとして提供されるため、インフラストラクチャの管理が不要になり、開発者はアプリケーションの構築に集中できます。

具体的なユースケース
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  • 高カーディナリティデータや大規模な分析ワークロードを扱うアプリケーション
  • DevOpsチームや開発者

AWS Global Acceleratorが2つのAWSリージョンでエンドポイントをサポート
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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AWS Global Acceleratorが、アジアパシフィック(タイ)とアジアパシフィック(台北)の2つの追加AWSリージョンでアプリケーションエンドポイントをサポートするようになりました。

何が嬉しいのか
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サポートされるAWSリージョンの総数が33に増え、より多くのリージョンでアプリケーションの可用性、セキュリティ、パフォーマンスを向上させることができます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • Global Acceleratorのエンドポイントは31のリージョンでサポートされていました。
  • これから
    • 33のリージョンでサポートされるようになり、グローバルアプリケーションの展開がさらに容易になります。

具体的なユースケース
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  • グローバルに展開するインターネット向けアプリケーション
  • マルチリージョンワークロードでの決定論的なフェイルオーバーが必要な場合

AWS Location Serviceがカスタマイズ性を高める新しいマップスタイリングを開始
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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Amazon Location Serviceに、地形の可視化、等高線、リアルタイムの交通データ、交通機関固有のルーティングなど、高度なマップスタイリング機能が追加されました。

何が嬉しいのか
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開発者は、ハイキングやアウトドアアクティビティマップ、複雑な物流計画など、特定のユースケースに合わせた、より詳細で視覚的に豊かな地図を作成できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • マップのカスタマイズ機能は限定的でした。
  • これから
    • GetStyleDescriptor APIを使用して、地形、交通状況、移動モードなどのパラメータを調整し、高度にカスタマイズされたマップを作成できます。

具体的なユースケース
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  • アウトドアナビゲーションアプリ
  • 物流計画システム
  • 都市計画シミュレーション

AWS Security HubがCIS AWS Foundations Benchmark v5.0のCSPMサポートを追加
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投稿日: 2025年10月17日

何ができるようになったのか
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AWS Security HubのCloud Security Posture Management(CSPM)が、Center for Internet Security(CIS)AWS Foundations Benchmark v5.0のサポートを追加しました。

何が嬉しいのか
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最新のバージョン5.0の要件に準拠しているかどうかを評価するための40の自動化されたコントロールが導入され、組織はセキュリティ体制をより効果的に評価および維持できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで
    • 以前のバージョンのCISベンチマークに基づいてセキュリティ体制を評価していました。
  • これから
    • 最新のCIS v5.0ベンチマークを使用して、AWSリソース全体でセキュリティ構成のベストプラクティスを評価できます。

具体的なユースケース
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  • AWS環境のセキュリティコンプライアンスを強化したい組織
  • CISベンチマークへの準拠が必要な企業
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