はじめに #
AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
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AWS運用入門 改訂第2版 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ [AWS深掘りガイド] 単行本(ソフトカバー) – 2025/7/11
感想 #
今日はいっぱい更新がありました。AWS Backupのレポート機能が充実したり、Bedrockで使える基盤モデルが増えたりしています。 その中で最も気になったのは「AWS Application Load BalancerがURLとホストヘッダーの書き換え機能を導入」です。 これまで自分でProxyを作っていたところをALBに任せることができるようになりそうです。ここは詳細にドキュメントを読んでみたいと思います。
Amazon AppStream 2.0、ライセンス込みのMicrosoftアプリケーションの提供を発表 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon AppStream 2.0で、Microsoft Office、Visio、Project 2021/2024を含む、ライセンス込みのMicrosoftアプリケーションが提供されるようになりました。これにより、管理者はアプリケーションの可用性を動的に制御でき、エンドユーザーはAppStream 2.0セッション内でシームレスな体験を得られます。
何が嬉しいのか #
ユーザーごとにMicrosoftアプリケーションのライセンスを別途購入・管理する必要がなくなり、AppStream 2.0の利用料金に含めて時間単位およびユーザー単位の月額料金で利用できるようになりました。これにより、ライセンス管理のオーバーヘッドが削減されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- ユーザーはMicrosoft Officeなどのアプリケーションを利用するために、別途ライセンスを用意し、管理する必要がありました。
- これから
- AppStream 2.0を通じてライセンス込みでMicrosoftアプリケーションを利用できるようになり、管理が簡素化され、コスト効率も向上します。
具体的なユースケース #
- 仮想デスクトップ環境で、常に最新のMicrosoft Officeを利用したい企業
- プロジェクト管理のためにMicrosoft Projectを、図表作成のためにVisioを、必要な期間だけ利用したい開発チーム
Amazon Bedrock、サーバーレス基盤モデルの自動有効化によりアクセスを簡素化 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon Bedrockが、すべての商用AWSリージョンで、デフォルトですべてのサーバーレス基盤モデルへのアクセスを自動的に有効にするようになりました。これにより、手動での有効化が不要になり、Amazon Bedrockコンソール、AWS SDK、およびさまざまなBedrock機能を介してこれらのモデルを即座に使用できます。
何が嬉しいのか #
これまで必要だったモデルごとの手動有効化の手間が省け、開発者はすぐに生成AIアプリケーションの構築を開始できます。特に、新しいモデルが追加された際にも自動でアクセス可能になるため、常に最新のモデルを試すことができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- Amazon Bedrockで新しい基盤モデルを使用するには、まずコンソールで手動で有効化する必要がありました。
- これから
- ほとんどのサーバーレス基盤モデルがデフォルトで有効になり、すぐに利用できます。ただし、Anthropicモデルは引き続き1回限りの使用フォームの提出が必要です。
具体的なユースケース #
- 新しい生成AIプロジェクトを迅速に立ち上げたい開発者
- 複数の基盤モデルを比較・評価し、最適なモデルを選定したい研究者
- AWSの最新AI機能を活用したアプリケーションを常に提供したいサービスプロバイダー
Amazon EBSがボリュームクローンをサポートし、瞬時のボリュームコピーを実現 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon EBSが、同じアベイラビリティーゾーン内でEBSボリュームの即時ポイントインタイムコピーを可能にするボリュームクローン機能の提供を開始しました。
何が嬉しいのか #
本番ボリュームからテスト・開発環境を迅速に作成できるようになり、ソフトウェア開発を大幅に加速します。手動のコピーワークフローが不要になり、コンテナ化されたアプリケーションのストレージ管理も簡素化されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- EBSボリュームのコピーを作成するには、スナップショットを作成してから新しいボリュームをリストアする必要があり、時間がかかりました。
- これから
- ボリュームクローン機能により、数秒でEBSボリュームの完全なコピーを作成できるようになります。
具体的なユースケース #
- 本番データベースのクローンを迅速に作成し、新しい機能のテストを実施する開発チーム
- コンテナ化されたアプリケーションのCI/CDパイプラインで、テストデータセットを即座にプロビジョニングする
- 障害発生時に、本番ボリュームのクローンを作成して迅速なトラブルシューティングを行う運用チーム
Amazon EC2 R8gインスタンスが追加リージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS Graviton4プロセッサを搭載したAmazon EC2 R8gインスタンスが、南米(サンパウロ)、欧州(ロンドン)、アジアパシフィック(メルボルン)リージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか #
Graviton3ベースのインスタンスよりも最大30%優れたパフォーマンスを提供し、データベースやリアルタイムのビッグデータ分析など、メモリ集約型のワークロードに最適です。より大きなインスタンスサイズ(最大3倍のvCPUとメモリ)を提供し、Webアプリケーション、データベース、大規模なJavaアプリケーションの速度を大幅に向上させます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- R8gインスタンスは一部のリージョンでのみ利用可能でした。
- これから
- 新たに3つのリージョンで利用可能になり、より多くのユーザーが高性能なGraviton4ベースのインスタンスをメモリ集約型ワークロードに活用できるようになります。
具体的なユースケース #
- グローバルに展開するサービスのデータベースサーバーとして、より高性能なインスタンスを求める企業
- ビッグデータ分析プラットフォームの処理能力を向上させたいデータサイエンティスト
- 大規模なJavaアプリケーションの実行環境として、コストパフォーマンスに優れたインスタントを求める開発者
Amazon ECS FireLensのセキュリティ強化:非ルートユーザーとしての実行 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon Elastic Container Services (Amazon ECS) で、FireLensコンテナを非ルートユーザーとして操作できるようになりました。タスク定義内でユーザーIDを指定することにより、これまでのルートユーザー("user": "0"
)のみという制限がなくなりました。
何が嬉しいのか #
FireLensを非ルートユーザーとして実行することで、潜在的な攻撃対象領域を大幅に削減できます。これは、セキュリティのベストプラクティスに沿ったものであり、AWS Security Hubを含むさまざまな業界やセキュリティサービスで義務付けられているコンプライアンス要件を満たすのに役立ちます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- FireLensコンテナはルートユーザーとしてのみ実行可能でした。
- これから
- タスク定義の
containerDefinition
要素の"user"
フィールドにユーザーIDを指定することで、非ルートユーザーとして実行できるようになります。
- タスク定義の
具体的なユースケース #
- セキュリティ要件の厳しい金融機関や医療機関でのコンテナログ収集
- マルチテナント環境で、各テナントのログを分離し、権限を最小化したい場合
- AWS Security Hubの推奨事項に従い、コンテナのセキュリティを強化したい企業
Amazon Kinesis Data StreamsがAWS FISアクションをサポートし、APIエラーのシミュレーションが可能に #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon Kinesis Data StreamsがAWS Fault Injection Service (FIS)と統合され、スロットリング、内部エラー、サービスの利用不能などのAPIエラーをシミュレートできるようになりました。
何が嬉しいのか #
アプリケーションのエラーハンドリング、リトライメカニズム(指数関数的バックオフなど)、CloudWatchアラームの制御されたテストが可能になります。実際の障害が発生する前に回復力と回復プロセスを検証することで、アプリケーションの可用性を大幅に向上させることができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- Kinesis Data StreamsのAPIエラーに対するアプリケーションの耐性をテストするには、カスタムのエラーシミュレーションを実装するか、本番環境でのインシデントを待つ必要がありました。
- これから
- AWS FISを使用して、制御された環境で意図的にAPIエラーを発生させ、アプリケーションの挙動をテストできるようになります。
具体的なユースケース #
- Kinesis Data Streamsを利用するアプリケーションで、リトライロジックが正しく実装されていることを確認したい開発者
- APIのスロットリングが発生した場合でも、データ損失なく処理が継続されることを保証したいシステムアーキテクト
- 障害発生時のアラート通知が正しく機能することを確認したい運用チーム
Amazon MSK、Apache Kafkaバージョン4.1をサポート #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon MSKがApache Kafkaバージョン4.1をサポートしました。これにより、プレビュー機能としてのキューの導入など、新しい機能と改善がもたらされます。
何が嬉しいのか #
キュー機能により、複数のコンシューマーが同じトピックパーティションからメッセージを処理できるようになり、ポイントツーポイントメッセージングにおける並列性とスループットが向上します。また、Kafka Streamsのタスク割り当てとリバランスを最適化する新しいStreams Rebalance Protocol(早期アクセス)や、可用性を向上させる**Eligible Leader Replicas (ELR)**のデフォルト有効化などの恩恵を受けられます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 以前のバージョンのApache Kafkaでは、キュー機能や新しいリバランスプロトコルは利用できませんでした。
- これから
- Apache Kafka 4.1を選択することで、これらの新機能を利用して、より効率的で可用性の高いストリーミングアプリケーションを構築できます。
具体的なユースケース #
- 複数のコンシューマーで並列処理を行い、メッセージ処理のスループットを最大化したいアプリケーション
- Kafka Streamsを使用して、より効率的なリバランスを実現したいストリーム処理パイプライン
- リーダーレプリカの選出を最適化し、クラスターの可用性をさらに高めたいミッションクリティカルなシステム
Amazon MSK Connectが10の追加AWSリージョンで利用可能に #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon MSK Connectが、アジアパシフィック(ジャカルタ、香港、大阪、メルボルン)、欧州(ミラノ、チューリッヒ)、中東(バーレーン、UAE)、アフリカ(ケープタウン)、イスラエル(テルアビブ)の10の追加AWSリージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか #
MSK Connectは、Apache Kafka/Amazon MSKクラスターとデータベースやファイルシステムなどの外部システムとの間のデータ移動を容易にするコネクターのデプロイ、監視、スケーリングを簡素化します。これにより、クラスターインフラのプロビジョニングと維持の必要がなくなり、使用量の増加に応じてコネクターが自動的にスケーリングされるため、運用が簡素化され、コスト効率も向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- MSK Connectは一部のリージョンでのみ利用可能でした。
- これから
- 新たに10のリージョンで利用可能になり、より多くのユーザーがフルマネージドのKafka Connectクラスターの恩恵を受けられるようになります。
具体的なユースケース #
- グローバルに展開するアプリケーションで、リージョンごとにKafkaコネクターを簡単にデプロイしたい企業
- データベースの変更をリアルタイムでKafkaトピックにストリーミングしたい開発者
- S3などのデータレイクにKafkaのデータを永続化したいデータエンジニア
AWS Application Load BalancerがURLとホストヘッダーの書き換え機能を導入 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS Application Load Balancer (ALB) が、URLとホストヘッダーの書き換え機能を導入しました。これにより、リクエストがターゲットサービスにルーティングされる前に、正規表現ベースのパターンマッチングを使用して受信リクエストのURLとホストヘッダーを変更できます。
何が嬉しいのか #
URLの変換(例:/api/v1/users
を/users
に書き換える)やホストヘッダーの変更が容易になり、マイクロサービスアーキテクチャにおける内部サービスのルーティングが簡素化されます。追加のプロキシレイヤーが不要になり、アプリケーションインフラが合理化されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- URLやホストヘッダーの書き換えには、別のプロキシサーバーを立てるか、アプリケーション側でロジックを実装する必要がありました。
- これから
- ALBのルール設定で、正規表現を使って柔軟にURLとホストヘッダーを書き換えることができるようになります。
具体的なユースケース #
- 異なるバージョンのAPIエンドポイントを、単一のURLパスに統一したい場合
- 外部ホスト名に基づいて、内部の異なるマイクロサービスにリクエストをルーティングしたい場合
- 古いURL構造から新しいURL構造へのリダイレクトを、アプリケーションの変更なしで実現したい場合
AWS BackupがジョブAPIとBackup Audit Managerレポートの情報提供を拡充 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS Backupが、ジョブAPIとBackup Audit Managerレポートを強化し、バックアップ構成とコンプライアンス設定の可視性を向上させるためのより詳細な情報を提供するようになりました。
何が嬉しいのか #
単一のAPI呼び出しでバックアップポリシーの検証が容易になります。バックアップ、コピー、復元ジョブのAPI応答が拡張され、これまで複数の呼び出しが必要だった詳細情報(保持設定、ボールトロックステータス、暗号化の詳細など)が含まれるようになりました。また、委任された管理者は組織全体のバックアップジョブの詳細を表示できるようになり、監査証跡とコンプライアンス検証が大幅に改善されます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- バックアップジョブの詳細情報を取得するには、複数のAPIを呼び出す必要があり、監査やコンプライアンスの確認に手間がかかりました。
- これから
- 1回のAPI呼び出しで包括的な情報を取得できるようになり、組織全体のバックアップ状況の把握とコンプライアンス検証が簡素化されます。
具体的なユースケース #
- 組織全体のバックアップポリシーが正しく設定されているかを、単一のAPI呼び出しで迅速に確認したいコンプライアンス担当者
- 復元ジョブのソースリソースやボールトのアクセスポリシーを簡単に確認したい運用チーム
- バックアップボールトのロックステータスや暗号化設定を監査レポートで一元的に確認したいセキュリティ監査人
AWS Backup、バックアップ計画のスケジュールプレビュー機能を追加 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS Backupに、バックアップ計画の新しい「スケジュールプレビュー」機能が導入され、ユーザーはバックアップがいつ実行されるようにスケジュールされているかを確認できるようになりました。
何が嬉しいのか #
すべてのバックアップルールの統合されたタイムラインを提供し、次に予定されている10回の実行を表示します。これにより、異なるバックアップルールがどのように相互作用するかを視覚化し、意図したバックアップ戦略と実際の構成との間の潜在的な競合やギャップを迅速に特定して解決するのに役立ちます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 複数のバックアップルールがどのように影響し合うかを把握するには、各ルールを個別に確認する必要があり、全体像を掴むのが困難でした。
- これから
- スケジュールプレビュー機能により、すべてのバックアップジョブの実行予定を単一のビューで確認できるようになり、計画の検証と管理が容易になります。
具体的なユースケース #
- 複数のバックアップルールを持つ複雑なバックアップ計画を管理し、意図しないバックアップの重複や漏れを防ぎたいシステム管理者
- 継続的バックアップ、インデックス作成、コピー設定がいつ有効になるかを含め、バックアップの実行タイミングを正確に把握したい運用担当者
- コールドストレージへのライフサイクルやポイントインタイムリカバリの設定と、バックアップの実行スケジュールとの関連を視覚的に確認したいコンプライアンス担当者
AWS SAM CLIがFinchをサポートし、ローカル開発の選択肢を拡大 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS SAM CLIが、AWSによるオープンソースのコンテナ開発ツールであるFinchを、ローカルでのサーバーレスアプリケーション開発とテストのためのDockerの代替としてサポートするようになりました。
何が嬉しいのか #
開発者は、好みのローカル環境をより柔軟に選択できるようになります。SAM CLIは、Dockerが利用できない場合にFinchを自動的に検出し、ユーザーはFinchを優先コンテナツールとして明示的に設定することもできます。この新しいサポートは、sam build
、sam local invoke
、sam local start-api
、sam local start-lambda
など、すべてのコアSAM CLIコマンドに及びます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- AWS SAM CLIでローカルテストを行うには、Dockerのインストールが必須でした。
- これから
- Dockerの代替としてFinchを利用できるようになり、開発環境の選択肢が広がります。
具体的なユースケース #
- Docker Desktopのライセンス変更に伴い、代替のコンテナ環境を探している開発者
- Finchを主要なコンテナ開発ツールとして使用しており、SAM CLIとの統合を望んでいたユーザー
- より軽量なコンテナ環境でサーバーレスアプリケーションのローカルテストを行いたい開発者
AWS Step FunctionsがAmazon Qによる診断をサポート #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
AWS Step FunctionsがAmazon Qと統合され、Step Functionsコンソール内で直接AIを活用したトラブルシューティングが可能になりました。
何が嬉しいのか #
エラー発生時に「Diagnose with Amazon Q」ボタンをクリックするだけで、ワークフローの問題を迅速に診断し、解決できます。ステートマシンの実行失敗やAmazon States Language (ASL) の構文エラーといった一般的な問題に対して、AI支援によるガイダンスとカスタマイズされた修正手順が提供され、運用効率が向上します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- Step Functionsでエラーが発生した場合、開発者はログやメトリクスを手動で調査し、原因を特定する必要がありました。
- これから
- Amazon QのAI支援により、エラーの原因分析と解決策の提示が自動化され、トラブルシューティングの時間が大幅に短縮されます。
具体的なユースケース #
- 複雑なワークフローでエラーが発生した際に、迅速に原因を特定し、修正したい開発者
- Step Functionsの運用経験が浅く、エラー解決のためのガイダンスを必要とするエンジニア
- 運用チームの負担を軽減し、より迅速なインシデント対応を実現したい企業
AnthropicのClaude 4.5 HaikuがAmazon Bedrockで利用可能に #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Anthropic社のClaude 4.5 HaikuがAmazon Bedrockで利用可能になりました。コーディング、コンピュータ利用、エージェントタスクにおいて、Claude Sonnet 4に匹敵するほぼ最先端のパフォーマンスを提供します。
何が嬉しいのか #
大幅に低いコストと高速なスピードを提供し、スケーラブルで予算を意識したアプリケーションで高度なAIをより利用しやすくします。その強化された速度は、リアルタイムのカスタマーサービスやチャットボットのような、遅延に敏感なアプリケーションに最適です。Haiku 4.5はビジョンもサポートしており、新しいユースケースと経済的に実行可能なエージェント体験を可能にします。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- 高度なAIモデルは、コストと速度の面で一部のアプリケーションにしか利用できませんでした。
- これから
- Claude 4.5 Haikuの登場により、より多くの開発者が、低コストかつ高速に、高度なAI機能をアプリケーションに組み込むことができるようになります。
具体的なユースケース #
- リアルタイムで顧客からの問い合わせに対応する、高性能なチャットボット
- 画像や図を理解し、それに基づいて応答するビジョン対応のAIエージェント
- 大量のドキュメントを高速に要約・分析する、コスト効率の高いナレッジマネジメントシステム
DeepSeek、OpenAI、QwenモデルがAmazon Bedrockで追加のAWSリージョンに展開 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon Bedrockが、DeepSeek-V3.1、OpenAIオープンウェイトモデル、Qwen3モデルの利用可能性を、追加のAWSリージョンに拡大しました。
何が嬉しいのか #
データレジデンシー要件への準拠、ネットワーク遅延の削減、AIを活用したエクスペリエンスの高速化など、顧客の重要なニーズに対応します。これにより、より多くの国や地域の組織が、これらの強力な基盤モデルをローカルにデプロイし、運用上および規制上のニーズを満たしながら高度なAI機能を活用できるようになります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- これらのモデルは、一部のAWSリージョンでのみ利用可能でした。
- これから
- DeepSeek-V3.1とQwen3 Coder-480Bは、米国東部(オハイオ)とアジアパシフィック(ジャカルタ)で利用可能になります。
- OpenAIオープンウェイトモデル(20B、120B)とQwen3モデル(32B、235B、Coder-30B)は、米国東部(オハイオ)、欧州(フランクフルト)、アジアパシフィック(ジャカルタ)で利用可能になります。
具体的なユースケース #
- データ主権の要件から、特定の国内にデータを保持する必要がある政府機関や金融機関
- アプリケーションの応答性を向上させるために、エンドユーザーに近いリージョンでAIモデルを実行したい企業
- グローバルに展開するサービスで、一貫したAI体験を提供したい多国籍企業
第2世代AWS OutpostsラックがAWS欧州(アイルランド)リージョンでサポート開始 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
第2世代のAWS Outpostsラックが、AWS欧州(アイルランド)リージョンで利用可能になりました。これにより、AWSのインフラストラクチャとサービスをオンプレミスのデータセンターに拡張し、一貫したハイブリッドクラウド体験を実現します。
何が嬉しいのか #
組織は、ワークロードをローカルで実行しながら、アプリケーション管理のためにホームリージョンに接続することで、遅延とデータレジデンシーのニーズを最適化できます。また、データレジデンシー要件を満たすためにオンプレミスに保持する必要があるデータを管理および処理するためにOutpostsを使用することもできます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- アイルランドリージョンをホームリージョンとするお客様は、第2世代のAWS Outpostsラックを利用できませんでした。
- これから
- AWS欧州(アイルランド)リージョンに接続する第2世代Outpostsラックを注文し、オンプレミス環境でAWSのサービスを実行できるようになります。
具体的なユースケース #
- 低遅延が求められる、工場の生産ラインの制御システム
- データ主権の要件から、顧客データを国内に保持する必要がある金融機関
- オンプレミスのデータ処理と、クラウドでの分析を組み合わせたハイブリッドアプリケーション
Amazon Aurora PostgreSQLがAmazon SageMakerとのゼロETL統合を実現 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon Aurora PostgreSQL互換エディションが、Amazon SageMakerとのゼロETL統合を提供するようになりました。これにより、分析および機械学習ワークロードのデータがほぼリアルタイムで利用可能になり、データパイプラインが合理化されます。
何が嬉しいのか #
PostgreSQLテーブルのデータが自動的に抽出されてレイクハウスにロードされ、さまざまな分析エンジンや機械学習ツールですぐにアクセスできるようになります。同期されたデータはApache Icebergオープンスタンダードと互換性があり、SQL、Apache Spark、BIツール、AI/MLアプリケーションなど、好みの分析ツールやクエリエンジンを柔軟に使用できます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- Aurora PostgreSQLのデータをSageMakerで利用するには、ETLパイプラインを構築・管理する必要があり、データの鮮度が落ちていました。
- これから
- ゼロETL統合により、本番ワークロードに影響を与えることなく、コード不要のシンプルなインターフェースで、PostgreSQLデータの最新のレプリカをレイクハウスに作成・維持できます。
具体的なユースケース #
- オンラインストアのトランザクションデータ(Aurora)をリアルタイムで分析し、SageMakerで不正検知モデルをトレーニングする
- ゲームアプリケーションのプレイヤーデータ(Aurora)を即座に分析し、SageMakerでパーソナライズされた体験を提供する
- IoTデバイスからのセンサーデータ(Aurora)をリアルタイムで処理し、SageMakerで予知保全モデルを構築する
Amazon RDS for MySQL/PostgreSQLとRedshiftのゼロETL統合が8つの新リージョンに拡大 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon RDS for MySQL/PostgreSQLとAmazon Redshift間のゼロETL統合が、アジアパシフィック(ハイデラバード、ジャカルタ、メルボルン)、カナダ西部(カルガリー)、欧州(スペイン、チューリッヒ)、イスラエル(テルアビブ)、中東(UAE)の8つの追加AWSリージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか #
複雑で時間のかかるETLプロセスが不要になります。Amazon RDS for MySQLまたはPostgreSQLデータベースに書き込まれたデータは数秒以内にAmazon Redshiftに複製され、分析ワークロードですぐにアクセスできるようになります。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- これらのリージョンでは、RDSのデータをRedshiftで分析するために、手動でETLパイプラインを構築・管理する必要がありました。
- これから
- ゼロETL統合により、ほぼリアルタイムでトランザクションデータに対する分析と機械学習が可能になります。
具体的なユースケース #
- 新たにサポートされたリージョンで、eコマースの売上データ(RDS)をリアルタイムでRedshiftに連携し、ダッシュボードで可視化する
- 不正検知システムで、トランザクションデータ(RDS)をほぼリアルタイムでRedshiftに取り込み、MLモデルで分析する
- AWS CloudFormationを使用して、複数のデータベースから特定のテーブルのみをRedshiftに連携するゼロETL統合を自動でデプロイする
Amazon RDS for OracleとRedshiftのゼロETL統合が8つの新リージョンに拡大 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon RDS for OracleとAmazon Redshift間のゼロETL統合が、アジアパシフィック(ハイデラバード、ジャカルタ、メルボルン)、カナダ西部(カルガリー)、欧州(スペイン、チューリッヒ)、イスラエル(テルアビブ)、中東(UAE)の8つの追加AWSリージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか #
複雑なETLパイプラインの必要性を排除し、ほぼリアルタイムの更新でAmazon Redshiftのペタバイト規模のトランザクションデータを分析できます。Amazon RDS for Oracleデータベースインスタンスに書き込まれたデータは数秒以内にAmazon Redshiftに複製され、データ分析を簡素化し、アプリケーション全体で全体的な洞察を得ることができます。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- これらのリージョンでは、RDS for OracleのデータをRedshiftで分析するために、手動でETLパイプラインを構築・管理する必要がありました。
- これから
- ゼロETL統合により、ほぼリアルタイムでトランザクションデータに対する分析と機械学習が可能になります。
具体的なユースケース #
- 新たにサポートされたリージョンで、基幹システムのOracleデータベース(RDS)のデータをリアルタイムでRedshiftに連携し、経営ダッシュボードで可視化する
- Oracleのマルチテナントアーキテクチャを利用し、特定のプラガブルデータベース(PDB)やテーブルのみを選択してRedshiftに複製する
- AWS CloudFormationを使用して、ゼロETL統合のセットアップと管理を自動化する
Amazon WorkSpaces Core Managed Instancesが5つの新しいAWSリージョンに拡大 #
投稿日: 2025年10月16日
何ができるようになったのか #
Amazon WorkSpaces Core Managed Instancesが、米国東部(オハイオ)、アジアパシフィック(マレーシア、香港)、中東(UAE)、欧州(スペイン)の5つの追加AWSリージョンに拡大しました。
何が嬉しいのか #
VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)の移行を簡素化し、高度にカスタマイズ可能なインスタンス構成を提供します。永続的および非永続的なワークロードの両方のインフラストラクチャライフサイクルを管理し、特定のコンピューティング、メモリ、またはグラフィックス構成を必要とする組織に柔軟性を提供します。
これまでとどう変わるのか #
- これまで
- これらのリージョンでは、Amazon WorkSpacesの機能を利用できませんでした。
- これから
- Citrix、Workspot、Leostream、Dizzionなどのパートナーにサポートされ、これらのリージョンで初めてAmazon WorkSpacesの機能が利用可能になります。
具体的なユースケース #
- VDI環境をオンプレミスからAWSに移行し、コストを最適化したい企業
- 特定のグラフィックス性能を必要とする、設計やエンジニアリング向けの仮想デスクトップ環境を構築する
- 既存のAWS割引やSavings Plansを活用しながら、VDI環境のセキュリティとガバナンスを維持したい組織