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【AWSデイリーアップデート】Amazon Q DeveloperにAWS料金見積機能が追加

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kiitosu
著者
kiitosu
画像処理やデバイスドライバ、データ基盤構築からWebバックエンドまで、多様な領域に携わってきました。地図解析や地図アプリケーションの仕組みにも経験があり、幅広い技術を活かした開発に取り組んでいます。休日は草野球とランニングを楽しんでいます。
目次

はじめに
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AWSの基礎力をつけるためにAWS What’s Newを毎日目を通す事を始めました。 最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。

本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。 個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。

まとめと気づき
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今日は更新が少なめでした。Amazon Q Developerが料金情報の理解とワークロードコスト見積機能に対応しました。AWSが公開しているMCPサーバと連携しているだけでしょうか、ReasoningなどAmazon Q Developer側でどのような工夫がされているのか気になります。



Amazon EC2 I7ieインスタンスがAWS南米(サンパウロ)リージョンで利用可能に
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投稿日: 2025年10月08日

何ができるようになったのか
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Amazon EC2 I7ieインスタンスがAWS南米(サンパウロ)リージョンで利用可能になりました。I7ieインスタンスは、大規模なストレージI/O集約型ワークロード向けに設計されており、第5世代Intel Xeonプロセッサ(全コアターボ周波数3.2 GHz)を搭載しています。

何が嬉しいのか
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I7ieインスタンスは、既存のI3enインスタンスと比較して優れた性能を提供します。主なメリット:

  • コンピュート性能: 最大40%向上
  • 価格性能比: 最大20%改善
  • ストレージ密度: 最大120TBのローカルNVMeストレージ(クラウド最大級)
  • vCPUとメモリ: 前世代比で最大2倍
  • ストレージ性能: 第3世代AWS Nitro SSDにより、I3enと比較してリアルタイムストレージ性能が最大65%向上、ストレージI/Oレイテンシが最大50%低減、レイテンシ変動が65%低減

これまでとどう変わるのか
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  • これまで

    • 南米リージョンで高密度ストレージ最適化インスタンスの選択肢が限られていました
    • I3enインスタンスでは性能が不足する場合、他のリージョンを使用する必要がありました
  • これから

    • サンパウロリージョンで最新のI7ieインスタンスを利用可能
    • 9種類のサイズから選択でき、最大100Gbpsのネットワーク帯域幅と60GbpsのEBS帯域幅を提供
    • 南米地域のユーザーに低レイテンシで高性能なストレージI/Oを提供可能

具体的なユースケース
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  • 大規模データセットへの高速ローカルストレージアクセスが必要なワークロード
  • 非常に低いレイテンシで高いランダムリード/ライト性能が求められる処理
  • NoSQLデータベース(Cassandra、MongoDB等)
  • 検索エンジン(Elasticsearch等)
  • リアルタイム分析ワークロード

Amazon Q Developerが料金情報の理解とワークロードコスト見積機能に対応
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投稿日: 2025年10月08日

何ができるようになったのか
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Amazon Q Developerに新しい料金とコスト見積機能が追加されました。Amazon Q Developerは最も高機能な生成AI搭載のソフトウェア開発支援ツールです。今回のリリースにより、自然言語を使用してAWS製品やサービスの料金、可用性、属性に関する情報を取得し、適切なリソースを選択してワークロードコストを見積もることができるようになりました。

何が嬉しいのか
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AWSで新しいワークロードを設計する際、コスト/パフォーマンスのトレードオフを評価し、予算を設定し、将来の支出を計画するためにコストを見積もる必要があります。これまでは複数の料金ページを確認したり、詳細なAPIリクエストパラメータを指定したりする必要がありましたが、今回の機能により自然言語で詳細な製品属性と料金情報を取得できるようになりました。

Amazon Q Developerは、AWS Price List APIから情報を取得して質問に回答します。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで

    • AWS料金を確認するには複数の料金ページを手動で確認する必要がありました
    • コスト見積にはAWS Pricing Calculatorなどの別ツールを使用する必要がありました
    • 詳細なAPIパラメータの指定が必要でした
  • これから

    • 自然言語で料金に関する質問ができます
      • 「RDS拡張サポートはいくらかかりますか?」
      • 「月に100万件の通知をメール宛に送信し、100万件をHTTP/Sエンドポイントに送信する必要があります。SNSを使用した月額コストを見積もってください。」
      • 「Application Load BalancerとNetwork Load Balancerのコスト差は何ですか?」
    • AWS管理コンソールのAmazon Qチャットパネルから直接質問可能

具体的なユースケース
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  • 新しいアーキテクチャ設計時のコスト見積
  • 異なるサービス間のコスト比較
  • 使用量ベースの月額コスト計算
  • ワークロードに最適なサービス選択のための料金情報取得

詳細は「Managing your costs using generative AI with Amazon Q Developer」をご覧ください。開始するには、AWS管理コンソールでAmazon Qチャットパネルを開き、料金に関する質問をしてください。


汎用Amazon EC2 M8aインスタンスが正式リリース
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投稿日: 2025年10月08日

何ができるようになったのか
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汎用Amazon EC2 M8aインスタンスが正式リリースされました。M8aインスタンスは第5世代AMD EPYCプロセッサ(コードネーム: Turin)を搭載し、最大周波数4.5 GHzで動作します。M7aインスタンスと比較して最大30%高い性能と、最大19%優れた価格性能比を実現します。

何が嬉しいのか
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M8aインスタンスは、M7aインスタンスと比較して45%高いメモリ帯域幅を提供し、レイテンシに敏感なワークロードにも最適です。特定のワークロードではさらに高い性能向上を実現:

  • GroovyJVMベンチマーク: 60%高速化
  • Cassandraベンチマーク: 最大39%高速化

M8aインスタンスはSAP認定を取得しており、2つのベアメタルサイズを含む12種類のサイズを提供。ワークロード要件に正確に対応できます。

これまでとどう変わるのか
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  • これまで

    • 汎用ワークロードではM7aまたは他の世代のインスタンスを使用していました
    • AMD EPYCプロセッサベースでは第4世代(M7a)が最新でした
  • これから

    • 第5世代AMD EPYCプロセッサによる大幅な性能向上
    • メモリ帯域幅が45%向上し、レイテンシに敏感なワークロードに対応
    • ベアメタルを含む12種類のサイズから選択可能
    • AWS Nitro Systemの最新機能を活用可能

具体的なユースケース
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M8aインスタンスは、AWS Nitro System上に構築され、高性能と高スループットの恩恵を受けるアプリケーションに最適です。

  • 金融アプリケーション
  • ゲーミングサーバー
  • レンダリング処理
  • アプリケーションサーバー
  • シミュレーションモデリング
  • 中規模データストア
  • アプリケーション開発環境
  • キャッシングフリート

M8aインスタンスは以下のAWSリージョンで利用可能です:

  • 米国東部(オハイオ)
  • 米国西部(オレゴン)
  • 欧州(スペイン)

購入方法は、Savings Plans、オンデマンドインスタンス、スポットインスタンスから選択できます。詳細はAmazon EC2 M8aインスタンスページまたはAWS Newsブログをご覧ください。

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