はじめに #
先日 Google Data Analytics Professional Certificate
を受講しました。
その中で Tableau Public
というデータ公開ができる解析クラウドサービスがあることを知りました。
更に Tableau
ではAIを使えるとのこと。何ができるのか見ていきたいと思います。
Tableau の AI #
まず、情報を整理するに当たり 「製品機能」 という言葉と 「体験機能」 という言葉を定義しておきたいと思います。
「製品機能」は特定の名前で提供されているもので、AWSで例えると EC2
や S3
等「製品機能」があり Webサービスのホスティング
ファイル共有
のような「体験機能」があるイメージと考えています。
Tableau の 製品機能 #
以下の3つの機能が紹介されています。ざっくりと
- Tableau Agent : 自然言語でデータを準備、管理、ビジュアライズ
- Tableau Pulse : 分析の提案をし一緒に考えてくれる
- Einstein Trust Layer : 安全にデータを管理する
1. Tableau Agent #
Tableauに組み込まれたAIアシスタントです。 データ準備は、自然言語で計算を説明することでシンプル化が可能。また、データソースやワークブック、表の総合的な説明もワンクリックで簡単に生成できます。 大きく3つの概念を担います。
Tableau Agent: Prep #
データの準備をします。データ整形・変換(計算式・分割・クレンジング)等を自動で実施します。例えば、複数のCSVファイルを結合したり、不要な列を削除したり、データの型を変換したりできます。
Tableau Agent: Catalog #
どのようなデータが存在するか整理します。メタデータ(説明文)自動生成・文書化などを実行します。例えば、各列の意味やデータの出所、更新頻度などを自動で記述できます。
Tableau Agent: Web Authoring #
適切なビジュアライズを行います。ビジュアライズ生成・計算式作成・フィルタ/ソート実行が可能です。例えば、売上データから棒グラフを作成したり、地域ごとの売上を地図上に表示したりできます。
2. Tableau Pulse #
自動的な分析の結果をわかりやすい言葉で提示するとともに、ユーザーの質問を先回りして予測し、さらにはユーザーが考えもしなかったかもしれない質問を提案することもできます。
たとえば、以下のような質問が提案され
以下のようなインサイトを得て相談できます。例えば、売上が昨年比で大幅に減少している原因を分析したり、特定の地域での売上が伸び悩んでいる理由を調査したりできます。
3. Einstein Trust Layer #
このトラストレイヤーがデータのプライバシーと安全性を確保するため、お客様は導入しているセキュリティ標準を遵守しながら AI のパワーを引き出すことができます。
Tableau の体験機能 #
以下3つの機能が紹介されています。
- データストーリ :
- データの説明を見る :
- Einstein Discovery :
1. データストーリー #
わかりやすい言葉による説明(ナラティブなインサイト)が、ダッシュボードに数秒で自動的に追加されます。
2. データの説明を見る #
迅速でパワフルなインターフェイスを通じて、自然言語を使ってデータを操作することが可能になります。ガイド付きで、提供される検索の提案事項に従って質問を入力するだけで、即座に答が得られます。結果は必要な情報を含んだデータビジュアライゼーションの形で提示されるため、ビジネスユーザーは必要なインサイトをデータから導き出すことができます。
3. Einstein Discovery #
信頼性と透明性のある予測や推奨事項が誰でも得られます。 Tableau でリアルタイムの予測を表示します。ダッシュボードの拡張機能は、Tableau ワークブックのソース データで Einstein Discovery 予測モデルを使用して、予測をインタラクティブに、かつオンデマンドで生成します。
さいごに #
Tableau の AIについて調べてみました。 何ができるのか大まかにわかったと思います。 試そうかなとも思ったのですが、無料で試せるのは14日間だけのようなので今回はやめておこうと思います。 便利な世の中ですね。
Reply by Email